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第39幕 仕入債務回転

【貸借対照表と損益計算書⑤】
→仕入債務回転

◆仕入債務
→企業が商品を仕入れたり、サービスを購入した結果、未払となってる債務
※買掛金や支払手形など

◆企業の営業活動の流れ

商品仕入→仕入債務→現金支払
※基本的に企業との取引では仕入れてすぐにその場での現金支払はなくて、翌月に支払われる事が多い。

◆①仕入債務回期間
→商品を仕入れてから現金を支払うまでに、どの程度かかるの見るための指標
※企業の資金繰りを考えた場合は回収に要する時間は長い方が望ましい
【指標計算式】
→仕入債務/(売上原価/365)=仕入債務回転期間

◆②仕入債務回転率
→①と見る詳細指標は同じ

【指標計算式】
→売上原価/仕入債務=仕入債務回転率(%)

◆まとめ
→①、②共に仕入債務(仕入)発生から支払までの期間を見る指標
→支払い期限が長いほど企業にお金が残るので一般的には長い方が望ましい

→指標を見る際は①時系列での比較や②同業他社での比較で分析するのが望ましい。また返済原資や仕入債務を賄える売上の目処が立っているかを知る必要もある。

以上

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