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足関節捻挫

足関節捻挫に関してはスポーツ現場では軽症例から重症例まで、また急性期から慢性期まで様々な時期・症例に出会う。
しかし病院に勤めていると、捻挫自体が疾患別の算定が出来ないためリハビリテーションオーダーとして出てくることはほとんどない。そのため慢性的な足関節の不安定性からACL断裂や足関節骨折などより重度な怪我に繋がってしまっている症例も多い。
そのためにもスポーツ現場での初期対応、コンディショニングがとても重要であると考えている。

しかし実際スポーツ現場で見ていた時には、選手の復帰したい気持ちと、セラピストの段階的に復帰させたい気持ちのせめぎ合いが多く存在する。将来性も考えると現時点で無理に試合に出る必要はないが、選手としては試合に出たいから今まで練習をしてきているわけで。

最近調べた範囲では
Articular Deaffentation
→急性足関節内反捻挫に伴う関節内の感覚受容器損傷

静的姿勢制御はATFL損傷により求心性神経活動の低下が、フィードバック感覚運動調整を阻害し、バランス能力を低下させる

長腓骨筋の反応時間の低下

Stop–Jump–motionにおいて脛骨前方剪断力最大時における膝関節運動はACL損傷の危険因子

CAIモデル
構造的不安定性 MI
不安定感 PI
捻挫再発 RS

MI+PI、PI+RS、MI+RS、MI+RS+PI

①重大な足関節捻挫を少なくとも一回経験している
②Giving way、再発、不安定感がある
③Foot and Ankle Ability  Measure(FAAM)
 ADL Score < 90%
 Sports Scale < 80% or Foot and Ankle Outcome  Score(FAOS)3つ以上の項目<75%

再発予防
①統合的リハビリテーションを最低3ヶ月
②足関節周辺、股関節伸展、外転筋の強化、改善
③足関節背屈可動域の改善
→早すぎる復帰は慢性症状へ

以前から言われていたことではあるが、やはり捻挫に対し早期復帰はリスクは高いとされている。
また、患部外の筋力の改善に関しては、理解ある監督、コーチは多いが、選手たちの理解が不十分なことが多く、なかなか真剣に取り組んでもらえないことも多い。
特にU–12のような選手たちは遊びの中でうまく運動スキルに関与する筋群のコーディネーションが取り入れられることが目標。

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