ロッキン2022参加レポ
千葉県の蘇我スポーツ公園で開催された3年ぶりの Rock in Japan Fes. 2022。
感染症の影響で、ステージエリアはマスク必須とされ、歓声やコール&レスポンスも禁止されたものの、「音楽を止めない。フェスを止めない。」という運営、アーティスト、そして参加者の強い意思で開催された。
運営には本当に感謝しかない。
BUMP OF CHICKENレポについては別記事に書きました。
総じてスムーズな運営
僕自身は初めての参加なので、例年との比較はできないが、電子チケット、入場、ステージ、進行、導線、グッズ売り場、スタッフ、食事、水飲み場、トイレ等々、初めての開催場所と感じさせないスムーズさ。
観客のマナーもよく、トラブルのようなものは僕の見える範囲では概ねなかったと思う。
僕が参加した3日目、8月11日のトリはBUMP OF CHICKEN。終演後にも食事を摂ることができたのは助かった。その後も退場規制は続いていて、会場を出るのに時間がかかってなかなか大変だったものの、想定の範囲内。
千葉行きのシャトルバスは最終が21時半。できれば22時くらいまであると助かる。東京駅近くに宿を取っていたが、東京駅に到着したら24時近かったので、もし宿を取っていなかったら帰宅困難になっていた可能性が高い。
感染症対策について
海外では既に日常を完全に取り戻している状況からすると、ステージエリアで必須とされたマスク着用や歓声やコール&レスポンスの禁止は無用なルールではないかと僕自身は思っている。
たぶん運営だって同じことを思っている。
それでも、国が定めている指針をもとに運営が提示したルールにみんなきちんと従って、混乱もなくあらゆる場所で誰もが整然と行動していた。こういう多くの人が集まるイベントは批判されがち。だからこそ、批判される行動はとらない。示されたルールを守ることが次のフェスに繋がる。
「フェスを止めない、音楽を止めない。」この意識は参加者全員に共有されていた。
クロークチケット売り切れ
最初の2日はお昼頃までにクロークチケットが売り切れになっていた。
それを受けて、3日目以降はコインロッカーが増設という朗報。僕が参加した3日目はこのロッカーが利用できる前提で午後から行ったのだが、やはりお昼過ぎには売り切れていて利用できず。
荷物を持ったままの移動を余儀なくされて非常に不便だった。クロークの売り切れは勘弁してほしい。
決済の電子化
グッズ売り場、フードエリア、(たぶんクロークも)現金を使わずに済むのは助かった。最初の2日はスマホの電波状況が悪くて利用しづらいという話も出ていたので、僕はモバイルPASMOへのチャージを多めにしておいた。(SUICA/PASMOは、決済時にインターネットを経由しない。)
フードエリアのお店によっては、「現金スピード決済」の表示を掲げて現金限定の列も設けていたが、それはあるべき姿とは逆なんじゃないか。
ちなみに、モバイルPASMOは最近使い始めたところ、便利すぎてもうクレカ決済には戻れないかも。スマホをかざすだけで済むのは想像以上に楽。クレカは店舗によって暗証番号の入力やサインを求められるなど手順が煩雑。
暑さ対策と使ったもの、使わなかったもの
夏フェスの暑さを舐めるなと聞いていて、考えられる最大限の対策をしていったが、一番暑い時間を過ぎてから入場したことと、風があったおかげで、そこまでひどい暑さを感じることはなく、持っていったグッズはほとんど使わなかった。
もちろん、対策不要というわけではないので、判断は各自でお願いします。
使わなかったもの
冷却パック(叩くと冷えるやつ)
冷タオル(ひんやりが1時間持続)
日焼け止めスプレー
自宅で日焼け止めは塗ったが、会場では利用せず。終日いるなら使うかも。虫除けスプレー
蘇我には虫がいなかった。都市型開催では不要。レジャーシート
蘇我スポーツ公園は芝生に直接腰を下ろせるのでレジャーシートは不要。フクダ電子アリーナ内の座席も使えるし。
使ったもの
塩飴
ボディシート(Tシャツ替えるときに利用)
ウェットティッシュ
食事のときに利用。何かと便利。ただし、蘇我スポーツ公園は水道もあちこちに設置されているので、なくてもなんとかなる。
ステージ
こんな巨大なステージをたった数日で組み上げるって本当に凄いよね。しかも4つも。そしてあっという間に撤収するんでしょ。
音響も申し分なく素晴らしかった。
オブジェ群
記憶にとどめておきたいオブジェ群の数々。昼間見ると味気ないが明かりが灯ると雰囲気が出るものも。
台風により最終日が中止に
台風8号の接近により、会場内の安全が確保できないと判断され、最終日の開催が中止に。これはやむなしで、運営の判断を尊重したい。感染症の影響で3年ぶりでようやく開催したフェスを天候の影響で中止だなんて、そんな苦しい決断はない。それでも、絶対に事故を起こすことはできない。
リスクを正しく分析して判断できる運営のおかげで、次回以降もフェスに集うことができる。感謝しかない。
ありがとうありがとう。また来年!