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欧州旅行記2024 バルセロナ編2 カサ・ミラ~ブケリア市場で最高の生牡蠣に出会う
欧州旅行記9話目。前回、バルセロナ初日の様子はこちらから。
サグラダ・ファミリア再訪
3月7日、旅程11日目。バルセロナ2日目。
朝食を終えて向かったのは、前日に続き2度目のサグラダ・ファミリア。
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今回のバルセロナのメインはここと決めていたこともあるし、時間帯によって光の差し込み方も変わるので、前日夕方だけでなく、朝の光のサグラダ・ファミリアも見ようと日本にいる時点で決めていた。
前年に東京国立近代美術館で開催された「ガウディとサグラダ・ファミリア展」にも足を運んで、長く自分の目で見てみたいと切望していたことが叶った。
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朝の大聖堂内は、夕方よりも希望で満たされたような優しい光を纏っている。
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この日は塔には上らず、併設されている美術館を見学。
カサ・ミラ(La Pedrera)は波打つアパートメント
サグラダ・ファミリアを堪能したところで、カサ・ミラに移動。地下鉄で2駅行った先にあって、徒歩も含めて10分程度の場所にある。近い。
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カサ・ミラはガウディが手掛けた建築物のひとつで、サグラダ・ファミリアに取り組む前の集大成ともいえるアパートメントとされている。直線がなく、波打つ曲線が特徴的な建物。
正式名称は「La Pedrera」というようで、公式サイトでのチケット購入時に少し戸惑った。名称の由来を調べてみると、もともとミラ家のオーダーで建てられたので、「ミラの家」という意味の「カサ・ミラ(Casa Milà)」であったが、建てられた当時は周囲と調和しない奇抜な建物ということで議論を巻き起こし、「採石場」(La Pedrera)というあだ名を付けられた。それが次第にガウディの残した功績とともに認められ、今では親しみを込めてペドレラと呼ばれるようになったという。
言われてみると、バルコニーのうねうねの曲線が採石場でダンプが通る道のように見えなくもない。
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このアパートのすごいところは、世界遺産の観光名所でありながら、今も実際に人が住んでいること。もちろん、見学用のルートが設定されているので、プライベート空間と動線は分けられている。
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上の写真は見学用コースのダイニングで撮影したもの。後ろの男性は住人でもなんでもなくてただの他の見学者なのだけど、あとから見たら部屋の持ち主のようにマッチしている。
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見学ルートに屋根裏部屋と屋上が含まれている。
屋根裏といっても十分な空間があって十分に生活できそう。
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屋上もうねうねとしている。
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ブケリア市場で最高の生牡蠣とランチ
さて、続いて向かったのはブケリア市場。
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まずは軽く見て回る。
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観光客向けにきちんと見栄えよく並べられている。
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イチゴなどの果物類。
ドラゴンフルーツもすぐ食べられるように切られている。
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野菜売り場。ネギが20本くらい束になっている。
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雰囲気はロンドンのバラマーケットに近い。
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殻付きの生牡蠣が氷の上に並べられているのを発見。
ということで、当然…
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食べるよね。
注文すると、店員さんがその場で殻を開け、食べやすく処理してくれる。
このボケリア市場で食べた生牡蠣は、これまでに食べた中で最も大きくて食べ応えがあった。絞ったレモンと磯の香りが鼻に抜け、つるんとしたのどごしは得も言われぬ満足感。最高にうまい。4個で10€(1,700円)。
ちなみに、僕はこれまでの人生で3回生牡蠣であたったことがあり、その度に毎回ひどい思いをしているのだけれど、それでも食べたいと思うよ。
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カウンターで料理を提供しているお店を見つけて、ここでランチをいただくことに。
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僕らの左隣に座っていた夫婦は日本人。
この大阪のおばちゃんが豪気な感じで、カウンター越しに日本語で注文していた。メニューも見ずに、目の前の皿に盛られたきのこを指さして「これが食べたい。これ。」とか、遠くのオムレツを指さしては「あのオムレツ!」とかやって、しかも通じていた。なんというコミュ力。
お酒も注文していたみたいだったが、どうやって頼んだのかな。
僕らはGoogleレンズでメニューを翻訳しながら理解し、普通にカウンター越しに英語で注文したのだが、このコミュ力は見習うべきものがある。
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スパニッシュオムレツ!
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僕らが注文した料理は、ホタテ、タコ、スパニッシュオムレツ、それに飲み物。パンはお通しみたいに出てきた。料理はどれもこれもうまい。スパニッシュオムレツはじゃがいもが混ぜ込んであって、ふっくらとボリュームがある。(2人で8,100円)
バルセロナの食事は、どこで何を食べてもおいしかったな。
調理してくれるスタッフは筋骨隆々で強面のスペイン人。注文するのに声をかけるのが怖いくらいだ。注文がきちんと通っているかも疑わしいように思えたが、料理はきちんと出てきたので伝わっていたと分かった。
現地で出会ったすべてのスペイン男性は、一体どう鍛えたらそんな体つきになるのかというくらい胸板が厚く迫力がある。
お読み下さってありがとうございます。
続きは次回、グエル公園に向かいます。