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BUMP OF CHICKENの話をしよう

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BUMP OF CHICKENのリスナーとして感じたことや考えたこと。
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#spheryrendezvous

【ライブレポ】始まったら終わってしまう東京2Days【BUMP OF CHICKEN】Sphery Rendezvousファイナル 24/12/7-8

9月に灼熱の埼玉ベルーナドームから始まった「BUMP OF CHICKEN TOUR 2024 Sphery Rendezvous」。季節は巡り、冬の東京公演(東京ドーム)2Daysでファイナルを迎えた。幸運にも2日とも参戦することができたので、ライブレポを記しておきたい。 記憶領域に仕切りがないので両日分が混在しています。僕にとってはこの2日間がいずれもファイナル。 今回のツアーで僕が参戦したライブは、埼玉初日、名古屋2Days、大阪Day2、福岡に加えて、この東京2Da

【ライブレポ】死力を尽くすと誓う福岡ドーム【BUMP OF CHICKEN】Sphery Rendezvous 24/10/27

ライブ最後のMC。 藤くんは、「死力を尽くして曲を書き続ける」と宣言した。 この日の演奏も、死力を尽くして奏でられ歌われた珠玉のライブだった。 2024年10月27日、「BUMP OF CHICKEN TOUR 2024 Sphery Rendezvous」福岡公演。このツアー5回目の待ち合わせは、福岡のみずほPayPayドーム。 ひとつも当たらないツアーもあるから、行けそうなところを全部申し込んだら、まさか全部当たるとはね。それはもう行くしかないよ。行けるときに行かなかっ

【ライブレポ】生きる理由を見付ける大阪Day2【BUMP OF CHICKEN】Sphery Rendezvous 24/9/29

リリースが古い曲ほど、ライブで対面したときのギャップの大きさに驚く。 普段はリリース時の音源をストリーミングで聴いているが、長いバンド歴を経て歌もバンドもクオリティが半端なく上がっており、深みも厚みも余裕も遥かに高いところで演奏されるからだ。 2024年9月29日、「BUMP OF CHICKEN TOUR 2024 Sphery Rendezvous」大阪公演2日目。このツアー4度目のライブ参戦。「Iris」アルバムを引っ提げたツアー。そこに収められた楽曲のよさや素晴らし

【ライブレポ】信頼と寂しさの名古屋2Days【BUMP OF CHICKEN】Sphery Rendezvous

楽しさと寂しさは同居する。 ひとつ曲が進むと、お別れの時間はひとつ近くなる。曲は聴きたいが、それが始まったら、その分演奏できる曲はひとつ少なくなる。 「セトリがだんだん削られていく…」 藤くんはそう表現した。観客の「やだー!」という声に、「それは俺が一番思ってる!」と感情をむき出しにして反応する。 2024年9月15日~16日、BUMP OF CHICKENの名古屋2Daysは、お互いへの信頼と寂しさを確かめ合う時間だった。 幸運にも、前週のベルーナドームに続き名古屋公演

【ライブレポ】ツアー初日「BUMP OF CHICKEN TOUR 2024 Sphery Rendezvous」は汗だくの夜

ツアー初日。 彼らが最初に音を鳴らすその場所で、自分がその時間と空間を共有できるのはこの上なく幸せな出来事だ。体を揺らし、拳を振り上げ、ともに歌い、汗と涙にまみれる。すべての感情を解放することが許される唯一の非日常。 時は止まり、一瞬は永遠になる。 2024年9月7日。新アルバム「Iris」を引っ提げて、「BUMP OF CHICKEN TOUR 2024 Sphery Rendezvous」はベルーナドームで開幕した。 なお、「Iris」について書いた記事はこちら。併せ

新アルバム「Iris」は壮大な物語だ【BUMP OF CHICKEN】

2024年9月4日、BUMP OF CHICKENの5年ぶりとなる新アルバム「Iris」がリリースされた。 収録されている13曲のうち11曲は、映画、ドラマ、アニメ、ゲームなどとのタイアップ曲で、NHK朝ドラ「おかえりモネ」のテーマソングとなった「なないろ」や同じくNHKのイベント「18祭」(フェス)の「窓の中から」が含まれる。 すべての作詞作曲を手掛ける藤原基央氏(以下「藤くん」)は、直近のインタビューで、このアルバムを「馬鹿正直な5年間のドキュメント」と語っている(音楽ナ