天才を育てるには② #315
こんにちは。
となりの人の貧乏ゆすりが震度6ぐらいあるので机の下に避難しようか迷っています、森下です。------------------------------------
昨日は幼少期は興味を持たせて、遊びながら徐々にゲーム感覚で上達に導いていくということを書きました。
興味を持って、遊び感覚である程度上達してきたら次の段階に移っていきます。
遊びから練習へ
次の段階になると今までとは違い、真剣な練習をするようになる。
より技術的なことを学んで、考える力もつけて、時にはしんどいトレーニングも行います。
今までは遊びの延長線上だったので、誰かに教わるということはあまりしてこなかったかもしれませんが、この段階はコーチや先生から教わってトレーニングを行います。
ここで初めて限界的練習を行うことになります。
限界的練習は
・明確な目標があること
・集中できる環境であること
・有益なフィードバックが得られること
・反省と改良ができること
です。
僕自身で考えると、選手クラスに上がったタイミングがこの段階かなと思います。
仲間と競い合いながら練習して、キツイ練習も乗り越えながらタイムを伸ばしていったものです(結果として天才にはならなかったですけど…笑)
限界的な練習は全てが楽しいわけではないです。もちろん達成した時の喜びや充実感はありますが、課題にぶつかった時やできなかった時のしんどさもありますので、モチベーションをいかに持続するかが大切なポイントになるんですね。
モチベーションを持続する
まだまだ子供のうちは自分自身でモチベーションをコントロールしていくのは難しい。
ということでポイントになるのは指導者と親です。
指導者や親がいかに子供たちの心をつついてモチベーションを高めていくかがミソなんです。
ポルガー夫婦の場合は、コーチはつけずお父さんがコーチとしてチェスを教えていました。(チェスの能力は特別高かったわけではないが、教えるための知識は十分にあった)
熱心に教えて、励まし、しっかりとやり遂げたら褒めたり、時にはご褒美をあげる。
最初は褒められたい、ご褒美が欲しいというところからの外発的なモチベーションのスタートでも全然よくて、ここから少しずつもっと上手になりたいというような内発的なモチベーションへ導いていければOK。
時には友達と遊んだり、ゲームをしたり、テレビを見るのは練習が終わってからと言い聞かせて練習の優先順位を高くするように伝える。
将来エキスパートとなる親たちは「ピアノの練習をしないならピアノを売る」とか「もう練習には連れて行かない」というような脅しに近いことをやっていたということも研究でわかったそうな。
指導者や親はいろんな方法で子供たちのモチベーションを持続させて、時には厳しくルールや習慣、考え方を身につけさせる必要があるわけです。
外発的なモチベーションから内発的なモチベーションへ
指導者や親がいろんなアプローチでモチベーションを継続「させて」いきますが、それではいつか成長の限界がきます。
やはり大切なのは、子ども自身が「もっと上手くなりたい」「もっとやりたい」と思えるように導いていくことです。
褒めたり、ご褒美をあげたり、脅したりしてモチベーションを高めさせるのは効かなくなってきます。
子ども自身がモチベーションを持続させていくためには、練習を楽しいものだと感じれる環境をサポートしてあげること。
チェスで先を読んでイメージ通りになるのが楽しい、試合で自己ベストを出した時の達成感が楽しい、数学で難しい問題を解くのが楽しい。
そう思えれば、自然と練習(勉強)に打ち込めるでしょうし、しんどい場面でもそれを乗り越えるためのエネルギーに変わっていきます。
やはりそのためには自己効力感(自分ならできる)を高めることと、自己決定(自分なりの工夫や準備)をしていくことが大切になってきます。
まとめ
遊びの段階を抜けたら、意識的に練習をする段階へ入ります。
まだまだ最初は期待されたり褒められたり、ご褒美をもらったりしてモチベーションを持続していきます。
そして次第にもっと上達したい、もっと難しいことに挑戦したいといった内発的なモチベーションへと変化していきます。
その上で、指導者や親の子どもに対するアプローチが大切になってくるということです。
時には優しく、時には厳しく、良い習慣と規律を守ることをこの年代で覚えていくことがその後の成長に大きく関わってきますよ!
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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(3歳)の3人家族。横浜在住。
家族、仕事、趣味についてとりとめなくつらつら書きたいと思います。