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デザイン経営の成熟度レベルとは

最近ちょこちょことデザイン経営って言葉が出てきています。何となくは分かるけど、正直よく分からない言葉です。

そんな中、デザインプロトタイピングツールのInvisionがこんなレポートを出していて、社内のチームで読み合わせをしたのでその理解を書き記していきたいと思います。

おおざっぱな内容としては、デザインの成熟度が経営にどのような影響を与えているのか?また、成熟度とはどのようなものとしているかを書いています。

まずはじめに、レポート対象は77カ国、24業種、2200社だそうです。

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そして、彼らが定義する「デザイン成熟度レベル」の企業数の分布です。

最上級のLevel5は全体の5%しかいないという主張で、80%はLevel1-3に含まれるそうです。

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で、そのLevelが1の企業と5の企業を比較すると、経営数値的に大きな隔たりがあるよ、とのことです。収益は4倍、コスト削減は5倍、マーケットへの参入時間(?)は6倍、企業価値に至っては26倍(!!)だよと。

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そして、Levelが違えど、お抱えの社内デザイナーの数には大差無いよという主張です。

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では、彼らの言うLevelの違いというのは何かを紐解いていきたいと思います。

Level1:まあ見た目の良いものは作れるよね。

全体の40%にあたる企業はLevel1で、デザインチームやUIデザイナーは社内にいて見た目の良いデザインを作る事ができるが、そこまで。

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Level2:ワークショップとか始めて、非デザイナーと繋がり始めているね

社内外でのワークショップを実行することでデザイナーと非デザイナーがコミュニケーションを取る行動をしている企業群。ここに約20%いるそうです。ユーザーリサーチ、ユーザーテストなどを行えている企業。

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Level3:属人性を排除したデザインプロセスになってますね

ここまで来ると、社内でのデザインプロセスが定式化されています。また、文章としてドキュメントとしても定義されています。イメージとしては、AppleのHuman Interface Guidelines的なものが社内に存在しているということなんですかね。

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Level4:デザインを科学していますね

このLevelの企業はデータドリブンでデザインをすることができています。そして、経営陣が皆デザインの重要性を知っていて、外に向けても発信することができています。

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Level5:デザインそのものがビジネスです

デザイン自体が経営戦略の中核を担っている企業です。ここまでいくともはや企業の数は5%にも満たず、LyftやAirBnB、GAFAなどになってきます。

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デザイン成熟度の低い業態

あまり大きな傾向は無いのですが、成熟度が低い傾向にあるのは、教育、NPO、R&D、銀行/金融系、エンタメ/メディアといったところのようです。

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まとめ

ここまで企業のデザイン成熟度を見てきました。大事なことは、経営層がデザインの重要性に気づくことなのかもしれません。

経営層がビジネスとデザインの関係性に気づき、チームを組成して、プロセスを定義し、データドリブンなデザインシステムを構築し、経営戦略とデザインを融合させる。これが理想的なデザイン成熟企業のようです。

ですがデザインの重要性って収益性と直接的な繋がりを感じにくいものかと思います。直感的に非常にわかりにくいですよね。

こちらの記事にもあるように、それはとても難しいものだと思います。だけど、だからこそ大きな課題と捉えてそこを解決するようなソリューションを作っていきたいなと、ガラパゴスのデザインAIチームは思っています。

今回は以上です。

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