01_とび箱とペップトーク
学年通信の裏にこっそりと書いているコラム。 うれしいことに好評なので、noteにもこっそり投稿してみます。 (画像はCanvaを使ってAIが生成しました)
先週、わが子の運動会がありました。保育園最後の運動会です。
その種目の中に「跳び箱」がありました。一番高いのは6段。
練習期間中、運動があまり得意でないわが子は、迎えに行くと「跳べんかった…」と悔しがっていました。
体育会前のある日、担任の先生からのお便り
――――――――――――――――――――――――――――――
「4段しかとべないんですか?」という言葉を耳にします。
違いますよ?「4段もとべる」です。
子どもたちは、泣いたり励ましあったりしながら、毎日頑張っています。
そこを認めてあげてください。
――――――――――――――――――――――――――――――
子育てや教育について「子どもを褒めて(認めて)伸ばしましょう」という言葉を目にすることがあります。しかし、「何を褒める(認める)のか?」でかなり印象が変わってきます。
結果を認める(例:テストでいい点数が取れた、試合に勝った)
行動を認める(例:ゲームを我慢して試験勉強してる、毎日練習してる)
存在を認める(例:成績を上げたいと思っている、上手になりたいと思っている)
「4段しか」は、結果に対しての言葉ですよね。
恥ずかしながら、私も教育に携わる身でありながら「他の子はどのくらい跳べるのだろう?」「どうすれば当日までに6段とべるだろうか?」と考えていました。それ自体は別に悪いことではないし、自然な気持ちだと思います。
結果は4段。ギリギリまで5段にチャレンジしていましたが、担任の先生と相談して「当日は4段を跳ぶ」と自分で決めたそうです。
親バカと言われるかもしれませんが、運動が苦手でも、「天才てれびくん」をがまんして「はりきり体育の介」を見て、「今日は絶対5段跳ぶ!」と言いながら登園していたわが子を見て、いつの間にか逞しくなったなあと感じました。
子どもの思いを認めて行動につながるように、行動を応援してよい結果につながるように…私も「思い」はあるのですが、なかなかむずかしいですね。
行動しないと・・・。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?