都市経営プロフェッショナルスクールWEB受講開始
6月より都市経営プロフェッショナルスクールのWEB講義が開始。私は、公民連携事業課程の第9期生として参加いたしました。これからは、eラーニングとして毎週配信される動画を視聴し、課題図書を読みながらレポートを作成する日々が続きます。
具体的なカリキュラムはこちらから。
ガイダンス
初回は、ガイダンスとしてエグゼクティブコーチの木下斉さんのあいさつから始まり、今後の進め方について事務局の方やアシスタントコーチとして参加する第8期生の方から説明を受けます。第8期生からは、昨年度に自身で実施した事業についての説明もあり、「1年でここまで形にしたのか」と衝撃を受けます。さすがは、実践のためのスクール。
事務局の方は、OB・OGでもあり、「プロスクールの歩き方」と題して、「圧倒的当事者たれ」と本スクールとの向き合い方をお伝えいただきました。あくまでも自分の地域を良くするための事業を行うために、事業のアイディアの種を持ち寄ってブラッシュアップするためのスクール。受け身で講義だけ受講したり、発表してコーチ陣からコメントをもらったりするだけの場ではない。自ら事業化を目指し、そのための必要な知識としてeラーニングや課題図書をこなし、レポート作成することを繰り返すことでアウトプットを深めていく。だからこそ、eラーニングも集合研修も主体的に取り組んでもらうと、自身が持ち帰るものが大きくなるとお伝えいただきました。
また、「生き様が大事」として、自身のwill、can、mustは何かということを考えてもらいたいとのことでした。本スクールのそうそうたるコーチ陣も生き方そのものが魅力的であり、それが地域づくりに反映されて、事業に生かされている。そのため、業務だから、仕事だからとかではなく、皆さん自身の人生として、自分のキャリアの一部として本気でこの時間を過ごすこと。そして、なぜ地域課題に向き合うのか、この事業をやりたいのかを考えながら、まちの人たちと向き合っていただきたい。そうお伝えいただきました。
その他、本スクールに挑むマインドセットとして、キャリアオーナーシップ、公民連携まちづくりコンピテンシー、チームビルディング、タイムマネジメントなどの大事な要素をお伝えいただきました。詳しくは書きませんが、これだけでも公務員の時に受講したどの研修よりも学びが深かったです。
プロフェッショナルになるためには
木下さんからは、開講あいさつとして以下のように熱い激励がありました。
プロフェッショナルスクールは、コンサルタントに丸投げしない、自前主義のためのスクール。自分自身が主体者となるためのものであり、学びと実践の両方が必要。
今までの問題として自前主義の低下、外注主義が広がっていること。自分がわかっているものを外注することはいいが、自分がよくわからないことを他人に預けてもいいものはできない。インチキなものが納品されても検品できない。
自分で学び実践した上で他者の協力を得ないといけない。何でもかんでも人に聞いたり、お願いしたりせず、まず自分でやれるところまで徹底してやる。そのためには基礎情報がいる。どう考えるか、どういう制度があるか、どういう事例があるかを学ぶ。
重要なのは課題を溜めないこと。一気に見ても理解できない。朝早く起きて30分だけでも学習するなど、学習習慣をデザインすることが重要。
成功している人は学習習慣を身につけている。本を読み、情報を調べアウトプットするなど定期的な学習とアウトプットがいる。学習し、実践する社会人になることを目指す。
グループで集まって学習もする。集合研修3回だけでは意味がない。グループワークを週に1回実施し、コーチにも参加を打診する。
言われてやるのは当たり前、言われる前にやるのがプロとして大事。それを学習の中に入れる。
仲間を見つけてもらいたい。ケーススタディーブックに掲載されるような事例も出てきた。地域の中だけでなく、外にも仲間を作るべき。
中年にもなると手を抜くことを覚えるが、スクールでは全力でやってもらいたい。エネルギーを元に仲間が増えていき、チームができ、賛同者が現れる。
まちを変えるにはまず自分を変える。プロフェッショナルは自発的に変わる。我々もその手伝いをする。
最初は小さな一歩でいい。学びながらやる。全部がうまく変わることはない。小さな変化の連鎖で変わる。
中途半端な気持ちではなく、人生が燃え上がるような時間を過ごしていただきたい。
今までの職場では得られなかった熱い言葉が続きます。金言の嵐です。初回から感動しっぱなしで、早速受講してよかったと思いました。
プロフェッショナルになるためには、何より自前主義が重要であるということ。公務員として勤務していた時、やったことがないものは外注した方がより良いアウトプットが得られるという風潮にいつも疑問を感じていましたので、胸のモヤモヤが晴れた気がしました。
実際、担当した業務に関わる計画策定について、支援業務をコンサルに外注したところ、成果物に納得できず、自分で調べ直して計画内容を8割以上書き直したことがありました。本来であれば、契約の段階で的確に指示ができなかったこちらのミスですが、結果として自前で計画をつくることで事業内容への理解が深まったことを思い出しました。
ここまで読んで詳細が気になる方、自前主義の重要性に気づいた方は、是非来年度の都市経営プロフェッショナルスクールを受講ください。自己投資のリターンはとても大きなものになると思います。(まだ始まったばかりですが笑)
学習に向けて
まちづくり業界のトップランナーがコーチを務め、これだけ熱い想いをぶつけてくださるということは、その期待に応えるためにもこちらも必死に学ばなければならないということでもあります。そして、何より実践のためのスクールである以上、学びながら事業を起こさないと意味がない。一気に身が引き締まります。
プロフェッショナルになるためには、10,000時間以上の学習や訓練が必要と言われていますが、長期にわたって地道にコツコツと学習を継続できる習慣は必要不可欠だと思います。継続は力なりです。まずは自分の学習習慣をデザインし、身につけることから始めます。
そして何より事業化。自分が実現したい事業。公務員の時に追い求めた、行政の財源に頼らない持続可能な空き家対策。果たしてこれはビジネスとして成立するのか?不安とともにまずは第一歩を踏み出しました。
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