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課題の分離
皆さん、こんばんは。
沖縄で学生をしている池宮健太です。
今日はこれといってスペシャルな出来事はありませんでしたが、コーヒーとスコーンを頂きながらの優雅なゼミがありました。
私が所属している専修の中で恐らく1番ふんわりとした雰囲気が漂っているゼミです。いろんな縛りが無い代わりに自分で動かないとどうにもならないというゼミなのでその点成長は出来ますね。
私にとっては物凄くありがたい環境です。
さて、余談はこの辺にして本題に入っていこうと思います。
今日は『嫌われる勇気』という本の「課題の分離」についてです。この本は日本だけでも200万部以上を売り上げる大ベストセラーになっています。もう知っている人は多いですよね。
香里奈さん、加藤シゲアキさん、椎名桔平さんをメインキャストに迎えてドラマ化までされましたね。
そんな「嫌われる勇気」ですが、多かれ少なかれ私の人生に影響を与えたのは間違いない作品です。
特にドラマの方でフォーカスされていた「課題の分離」という考え方に感銘を受けました。
あの香里奈さんがよく言っていたセリフ
「それは私の課題ではありません」
冷たい様で実は深い意味が隠されていたのです。
皆さんは周りの目が気になりますか?
私はあまり気にならないマインドを持つことができています。
それは何故か?
「課題の分離」の考えを持つようになったからです。
「課題の分離」とは、自分が考えるべき課題と他人が考えるべき課題の間に境界線を引き、それより向こう側には土足で足を踏み入れないという考え方です。
例えば、勉強をしない子どもがいたとして、一般的な大人は勉強をしなさいと言うかもしれません。
しかし、本来勉強をするかしないかは子どもの課題であって、大人が介入すべき課題では無いという事になります。
勉強をするかしないかでその結果を得られるのは大人ではなく子どもなので、あくまでどちらを選択するのかは子どもの自由で、大人は見守るだけです。
ただ、ここで1つ重要なのは大人は手放しで見守るのではなく、勉強の重要性を伝えたり、しっかりとしたサポートを約束するなどの支援は大人の大事な役目であるという事なんです。
これが「課題の分離」の概要になります。
しかし、何故これが私が周りの目を気にしなくなるきっかけの1つになったのかというのはまだ曖昧かもしれませんね。
一言で言うと、
『自分が変えられるのは自分だけ。他人は変えられない。』
という事に気付いたからです。
先の例の話で言うと、大人がいくら勉強しなさいと言っても結局するかしないかを決められるのは子どもの方な訳です。
子どもが勉強をしないのに大人は勉強しなさいと言い続けるのはとても体力を使いますよね。そこで、大人としては勉強しなさいと言わない選択をすることも出来、そうする事で無駄な体力の消耗を防げるのです。
こうして様々な場面で「課題の分離」を意識することで人間関係で疲れるという事が減っていき、心が消耗せずに済むんです。
『自分が変えられるのは自分だけ。他人は変えられない。』
そう思うことで、自分がすべき事に集中ができるというメリットもあります。
他人が自分をどう思うかは他人が決めることで、自分にはどうしようもないから、自分は自分が出来ることを精一杯やろうというマインドを獲得し、その結果、冒頭で書いたような、周りの目が気にならないマインドへと繋がったという訳です。
これで私は自意識というしがらみからある程度解放されて、今までよりも本当の意味で自分の人生を生きる事が出来るようになったと思います。
ここまで書いてきたように、「課題の分離」という考え方は、ストレスフリーで自分の事に集中できるようになるという事はもちろんですが、もう1つ大事な事に繋がると思っています。
それは、教育や育児における児童生徒、子どもの能動的生活態度の獲得です。
大人が介入しない事、必要な支援を約束する事で自分がすべき事を自ら把握し行動に移すという態度が養われるようになると考えています。
社会に出た時に必要度の低い、いわゆる指示待ち人間は「課題の分離」の考え方に基づいた教育や育児によって能動的自立人間へと成長するのでは無いかと個人的には思っています。
という事で、ここまで「課題の分離」についての個人的な見解を書いてきた訳ですが、如何だったでしょうか?
私自身がそうであったように、今まで以上に生きやすくなったり、何か行動に移せたり、教育や育児にまで応用が効くのがこの考え方だと思います。
周りの目が気になって少し苦しさを感じている方や逆に人の事が気になり注意ばっかりして疲れる方、教育や育児に悩んでいる方など、是非この『嫌われる勇気』という本を読んで欲しいと思います。
続編として、『幸せになる勇気』もありますので、ご一緒に手に取ってみては如何でしょうか?
私は今度『老いる勇気』を読もうと思っています。
今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました。
また次回の投稿でお会いしましょう。
それでは、どろん。