続ける技術:インターバルとセーブ
何かに取り組むにあたっては一度辞めてしまっても、改めて始めれば問題ではありません
物事を続けるためには、長期でそれをとらえる必要があります
しかし長期で考えれば実は途中で立ち止まることは大きな問題になりません
問題にしないために大切なのはセーブを取りながら進めていくことで、
ブランクをおいても道の途中から再スタートを始めることができます
途中で止めてしまうことよりも再び始めないことが問題と言えます
何かを始めてもなんとなく続かない人へ
3日坊主という言葉があるように大抵の人は何かを始めても途中で挫折して行動しなくなってしまいます
原因はさまざまですが「続ける」ということ自体が何かを習得するための能力のひとつなのです
とは言え成果が出ないのにも関わらずひたむきに何かを続けるというのは非常に難しいのが現実です
しかしながら、実は一度ブランクを設けても大丈夫だということをご提案します
あなたの大きな目標を達成するためには一度立ち止まることも検討の余地があるということをご紹介します
インターバルを取り、気が向いたらまた始める
途中で続けるモチベーションが保てなくなってしまうことはよくあることです
なぜなら、成長曲線は始めの数十時間が最大で、徐々に勢いは落ちていくため気持ちを保てなくなってしまうからです
例えば、筋トレでベンチプレスなどを始めると初心者はある程度まではどんどん扱える重量が増えていきます
そして、徐々に伸びにくいタイミングが来るようになり、このタイミングまでに多くの人が離脱してしまいます
ここでトレーニングを辞めてしまうことまではよくある話ですが、時間をおいて改めてリスタートを切るのが大切です
それまでの努力は決して無駄ではなくやり方や失敗する方法を知っているということが重要な積み上げになります
初志貫徹は理想的なロードマップですが、必ずしもそうしないと目標達成ができない訳ではありません
セーブを取って、リスタートの効果を高める
再スタートを切るためのコツとして、成果や進捗を記録するのがおススメです
記録をたどれば始めからやるよりも圧倒的に速いスピードで習得ができるからです
例えば資格を取るならば問題集に分からなかった問題をチェックしていくとします
するとその問題集の苦手な問題のページは書き込みが増えるため、ページが古くなります
逆に得意なページはキレイなまま残るため、これを参考に再スタートでは重点的に苦手な分野を伸ばしていくことで効率的に勉強が進んでいくのです
記録=セーブをとることで、最高の休息期間を取り、最高のリスタートを切りましょう
注意:短期間で成果を出したいことには向かない
締切がある、短期間で達成したい場合はこの方法は有効ではありません
あえてブランクをとる方法であるため、効率は必然的に低下してしまうためです
結婚式までに痩せないといけないのに止めてしまうのはさすがに愚かです
ブランクは長期で達成したい大きな目標のためにこそ活用しましょう
まとめ
本当に続けたいことに真剣に向き合うにならば、休むこともひとつの選択肢です
伸び悩んだまま辛い思いをするよりも、別なことをしてからリスタートする方が意外とすんなりと成果が出たりします
トレーニングでも勉強でも、ノウハウを少しでも蓄えた状態でインターバルを取ることで一見立ち止まっているようで成長していたりするのです
続けたいことだからこそ長期目線で取り組んでみましょう