それはまるで庭とキッチンを駆け抜ける冒険のようで

今日は、庭とキッチンの2つのステージを行き来する一日！
まずは朝から花壇に花を植えることに。
普段は土いじりに縁がないおとうさんも、
娘ちゃんと妹ちゃんに引っ張られて、
スコップを手にスタート。
「花を植えれば、花が咲くか？ いや、咲くためには植えなきゃ始まらない」
そんなことを考えつつ、土を掘り返す。
ボンも一緒に参加するが、喋れない彼のリアクションは
「んー、んー」
と謎の声だけ。
でも、それがまた可愛いのだ。

ピザ作り？生地から作るって、そういうこと？

昼過ぎ、次なる挑戦はピザ作り。
「生地から作るぞ！」
とおとうさんが声を上げると、
娘ちゃんと妹ちゃんは
「ホントにできるの？」
と半信半疑。
普段は冷凍ピザで済ませているおとうさんが、
今日は本格派を目指すらしい。
小麦粉をボウルに入れ、
イーストを混ぜてこねこね。
「ピザの生地って、柔らかいけどしぶとい！」
と娘ちゃんが笑い、妹ちゃんは
「これって食べられるの？」
と不思議そうな顔。
何とか生地をまとめて、
トッピングを乗せる段階までたどり着く。
「手間暇かけた分だけ、うまくなるに違いない…いや、そうであってほしい」
と心の中で願いながら、ピザをオーブンに投入。

花壇とピザとお庭遊びの三重奏

ピザが焼ける間、家族全員でお庭遊びをすることに。
「植えたばかりの花に水をあげなきゃね」
と娘ちゃんが言えば、妹ちゃんは
「ボンが花に触っちゃう！」
と笑う。
ボンはお構いなしに笑い返し、
水鉄砲を持ち出して遊び始める。
水浸しになる花壇におとうさん、
「これがホントの“水をやる”ってやつか…」
と心でツッコミを入れるが、
子どもたちの笑顔が一番だと感じるひととき。

ピザが焼き上がると、みんなはお腹ペコペコ。
「自分たちで作ると、なんでこんなにおいしいのかな？」
と娘ちゃんが言えば、おとうさんは少し気取って、
「それは、手間の味さ」
と返す。それを聞いた妹ちゃんも
「また作ろうね！」
と笑顔で応じる。
この日、家族の笑い声は庭にもキッチンにも響き渡った。