人はなぜ戦争をするのか-家族愛と隣人愛-2

 「隣人愛」
「自分を愛するよぅにあなたの隣人を愛せ」聖書でイエスの言葉だが、これは理念であり実践するには不可能に近いかと思う。というのはそれは人口愛が殆どで、対立争いを主にし欺瞞に満ちているから。イエスはまた「敵を愛し、迫害する者のために祈れ」ともいう。これもまた自然生命に反するような言葉だ。表向きでの友好、愛を語り相手を油断させ倒す破滅に導くタナトス(死)が目的であり、愛(エロス)は単なる手段化してしまうものだ。
隣人愛とは、神を信奉目的とする宗教愛である。
 歴史を振り返れば、1939.9.1、ドイツがポーランドに侵攻して第2次世界大戦が始まった。その時ヒトラーとドイツ国民は強祖国愛で結ばれていた。
祖国愛とは、隣人(集団)=宗教愛と同等の、自分達集団国内部のみの愛である。
1941.12.8、日本が真珠湾における米国艦隊を攻撃して太平洋戦争が始まった。日本、米国それぞれの国内部でのリーダーと国民との強祖国愛があった。
2022.2.24、ロシアがウクライナに侵攻した。歴史類似反復において、上記と比較すると82.5年周期がある。とすると2024.5.末の未来にアジア第3次大戦が勃発するかもしれない。
朝鮮半島における北南戦になるかもしれない。
 さて私達には、これから起こる未来に何ができるか。近未来においてはアジアを含む世界大戦が起きる可能性が大である。これには私たちはどうしようもない、手の打ちようがない。しかし中長期的には、大戦争をなくすためには、隣人愛=宗教愛=祖国愛目的社会を家族愛のそれに変革転換させなければならないだろう。
 


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