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「勿体ない」という言葉に秘められた、量子論的意味


どうも!個性と哲学を表現したい人のビジネスプロデューサー松浦玄侍です。

今日は、みなさんも必ず耳にしたことがあるだろうこの言葉

「勿体(もったい)ない」

について、素晴らしい事実を知ったので、この「もったいない」という言葉を解剖して、「何が素晴らしいのか?」を解説していきます!

Mottainaiは世界共通語になっている

海外では、日本語の「もったいない」にピッタリ適合する言葉がないらしく、「Mottainai。」と、そのままの言葉で、国際会議のスピーチで使われたりしています。SDGsの文脈でもよく使われている印象がありますね。

環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性、ワンガリ・マータイさん。
(1940-2011)「Mottainaiを世界に広めよう」と活動されてました。

外国人にも絶賛される「Mottainai」この言葉の中に秘められた、非常に深い意味について、今日は知ってください。

英語圏では「3+1のR」がまとまった言葉として「勿体無い」の意味が理解されています。その意味が以下⇩

①Reuse(再利用)
②Recycle(再資源化)
③Reduce(ゴミ削減)

これらに加えて「Respect(限りある資源への尊敬の念)」が追加されたもの、と定義されているようです。「もったいない」という言葉は「資源を無駄にしない」という日本の文化・精神性が表れた言葉なんですよね。

そして、この「勿体ない」の語源が素晴らしいんです。聞いてください!(ちょっと興奮気味にww)

勿体ないの語源は仏教にあった

仏教用語は日本語の中にたくさん根付いています。

「勿体ない」は、もともと仏教用語の「勿体(もったい)」が語源だと言われています。「勿体」とは「もののあるべき姿、本来持つ価値、本質的なもの」という意味だと言われています。それ(勿体)を「無い」で否定した言葉が「もったいない」で、「つながりがない」という意味になるそうです。

もののあるべき姿、本質、価値が果たされていない = 勿体ない

ということですね。

「もったいない」という言葉には、「物事のすべては繋がっている」「この世に独立して存在しているものはない」という仏教の教えが込められていると言われています。私たちが何気なく使っている日本語って、仏教用語がけっこう多かったりするんですよね。

「勿体ない」という言葉に我々日本人が持っているイメージと、この意味を照合してみると、ものすごくしっくりくるのではないでしょうか?

(まだ捨てるべきではない→本質的価値が果たされていない→つながりを捨てている。)こんな意味が含まれていると私は、解釈します。

「物そのもの」の背後に「つながり」を視ている視点が非常に本質的で、量子論的世界観だなぁと思うんですよね。

それ以外の語源の説明では、和製漢語で、「勿体」を「無し」で否定した言葉ともいわれています。「勿」という字は「物」の略字らしいんですね。物の本質を「無し」と否定するから「勿体無い」という使われ方をした。という説があります。

関西に息づく「しまつの文化」

ちなみに、京都には「しまつの文化」というものがあるんですが、知ってますか?「ものを大切にし、無駄にせず、節約・倹約する」といった意味の「始末」の精神のことをを指します。主に、関西エリアで昔から唱えられてきたもので、商家の家訓などにも登場します。

始末」には、「帳尻を合わせる、うまく終わるように物事を進める」という心がけも含まれていて、まさにSDGs(持続可能な開発目標)に通ずる日本人の暮らしの倫理観がそこにはあります。

また、大阪の料理は「始末の料理」とも呼ばれるそうです。物事の辻褄や帳尻が合っていて、そろばん勘定が出来ていることを意味するそうですよ。

おばんざい料理は「始末の精神」から

さらに、京都のおばんざい料理がありますが、あれも元々は、「残り物を美味しく調理しよう」という精神から出来上がったおかず料理らしいんですよね。知ってました?

勿体無い」、「始末の精神」は共通して「シンプルであること」の重要性を説いていると思います。日本文化に内在している精神性が見事に現れていますよね。

Appleとスティーブ・ジョブズと日本精神のつながり

そして、みんな大好きiPhoneとMacをつくったスティーブ・ジョブズが禅の愛好者であったことは有名ですが、彼も、シンプルイズベストの精神をAppleのデザインに取り入れることで、今のAppleの独自性を築きました。

合掌の姿勢をとるジョブズ

今やApple以外の家電も白を基調にシンプルで曲線的なデザインが主流になっているし、彼らの影響力がどれだけ大きいかを肌で感じますよね。でも、そのデザインの根本にある精神が、日本文化にある禅の哲学だと思ったら、誇らしい気持ちになりますよね。

まとめ

「もののあるべき姿、本質、その価値を大切にすることで、シンプルで力強い"つながり"を生み出すことができる。」

そのように考えて、日々の選択を洗練させていくことができれば、「無駄がなく穏やかに、それでいて本当に欲しいものをちゃんと手にしている」、という豊かさが得られるのだと思います。

それでは今日はこの辺で

お読みいただきありがとうございました!

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