阿智神社にて狂言を奉納いたしまする
和ろうてござるか〜
和らいはこころと身体の両方を
緩めるモノと存じてござる
いつも緩んで和ろうていては
しっかりした大人ではないと仰せらるるお方もござるが
穏やかなこころを保ち
自らのごキゲンに責任を持って
和やかに居る人こそ
わたくしの求めるオトナ像と感じてござる
そんな狂言は時に神社や仏閣で
演じられてござる
神さまや仏さまも
穏やかな和らいを楽しまれ
そこに一緒に居ることで
和らぎのこころを共有できれば
と願うのでござる
こうした寺社での上演を
奉納狂言と申しまするが
これには玄人ばかりではなく
素人の社中が出るモノもござる
来たる11月5日の土曜日には
岡山県倉敷市の美観地区にござる
阿智神社能舞台にて
岡山田賀屋社中と京都島田洋海社中合同で
狂言を奉納させていただきまする
こちらへは2016年より開催された年には必ず出させていただいてござる
わたくしの演る狂言は少し前にも描いてござる通り狂言柑子のシテ太郎冠者でござる
二回目のお稽古では
覚えている範囲で台詞を言いますれども
動きがまだ頭に入ってござらず
ことば九割動き七割の印象
十割で完成と云うモノでもないによって
ひと通り覚えたところからが大切かと存じてござる
このたびは時間が短くはござれども
楽しみながら神さまにも喜んでもらえる舞台を作って参ろうと存ずる
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