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狂言面打ち 発表会で一区切りでござる

和ろうてござるか〜

先週末に初めての狂言面打ち発表会を終えてござる

狂言面賢徳と着物姿の筆者

このたびの発表会では和装にて
みなさまをお迎えしましてござる

和の芸能「狂言」を十年余りお稽古し
幾度も装束を着けて舞台に立ち、
時に紋付袴姿で裏方の勤めをするうち

自身、着物を着付けて出かけることを
もう少し常にしとうなったのでござる

このブログでは狂言好きのわたくしけんすけ福のかみが
もっとも狂言らしい登場人物“太郎冠者”となって
狂言へとご案内するべく描いてござる
なにとぞ和らいだお心もちにて読うでくださりませ〜

旧正月に立てたる本年の目標

自ら着付けた着物で出かけらるるようになる
と云うは旧正月の目標の一つでござる

手始めに先月中古の着物を扱うお店へ
試しに参りましたれば
誂えとかと思うほどに体型に合った着物が
長襦袢と羽織のセットでござった

余り着物には詳しゅうはないわたくしでござるによって、知らぬことはみなお店の方に訊いて訊いて訊いた末に買いもとめましてござる

この誂えたような仕立ての着物とは
よほど好い出逢いモノであった
と納得しましたによって、でござる

買うた以上は着てみようと、近場へ出掛け
なかなかの手ごたえを感じこれなら大丈夫と
この晴れの場に着てまいったのでござる

二つ目は納得の狂言面を披露すること

狂言面打ちを始めたのは
狂言面そのものに興味があったからでござる

また狂言にまつわるモノを持っていたいと思う気持ちもおおいにござる

それが自身で作れるならば面白いことであろうと思うたのでござる

昨年五月より打ち出したる面は
さまざまあって二カ月余り手付かずになったこともござって旧正月の時点ではまだ塗りに入ったばかりでござった

工程の四割が塗りと聴いてござったによって
はて間に合うものかと思いましたれど

根拠なく「大丈夫」と信じ二月頭に
四月上旬の発表会にて納得の狂言面を披露できると標したのでござる

果たして三月中に完成してござる

二月から三月にかけて
勤めの方はあまりせわしゅうなく
午後から休みをもらい
足しげく面を塗りに伺い
甲斐あって三月中に仕上がってござる

これまでペン画は得意と思うてはござれども
絵の具を遣うて塗るのがいまひとつ苦手と思うてはござったが
日本画を基礎とした面の塗りは性に合うたと見えまする

こんにったこの辺りにいたしましょう
またお目に掛かれましたら嬉しゅうござる🤗
この狂言noteはけんすけ福のかみが
大蔵流茂山千五郎家 島田洋海社中にて
狂言を学んだことをモトに
実際に狂言を(できれば生で)観て
和らいでもらいたいと願うて描いてござる🖋


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