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顎関節症は顎だけが原因ではない!


顎関節症に困っている方の多くが、痛みの原因として「顎に問題がある」という印象も抱いているのでは無いでしょうか。

実は筋肉や姿勢、頭の骨等が原因で顎のねじれをつくる場合があります。

今回は
顎関節症を患う主な原因を4つご紹介します。

1.構造的(関節内)


多くの方が原因と考えている顎関節自体の問題です。長期的な痛みとなると顎関節包(関節円盤、関節軟骨、後靭帯)内の炎症や軟骨の擦り減り、靭帯の癒着などが考えられます。
また、40代以降の女性はこの関節円板の問題が4つの中で特に多いと言われています。

2.神経-筋-筋膜


口腔内の筋肉や首周りの筋肉の炎症、収縮または咀嚼する際に発動する神経系の問題です。
顎関節症の多くの方が、よく咀嚼する側(作業側)とバランスをとる側とで左右の咀嚼に違いが生じて歯の擦り減りや筋肉の拘縮を引き起こします。
20代男性など若年層の顎関節症の多くがバランスを取る側の口腔内の筋肉に問題があることが多いことがあります。
また、女性の場合排卵前のエストロゲン増出時に筋膜システムにダメージを受けることがあり、その問題が長期化すると顎関節症を引き起こすことがあります。

3.姿勢


その人自身の姿勢のねじれによって顎関節の左右差を引き起こしてしまう可能性があります。人間は関節や筋肉、靭帯などを駆使して直立しています。しかし、足首を捻挫した時のように、負傷した足を庇うことで全体のバランスが崩れ頭部にも影響を及ぼしてしまいます。それにより首のねじれが生じ顎の歪みにもつながります。

4.頭蓋


頭蓋仙骨の構造に問題がある場合です(オステオパシーの考えに基づく)。
頭の骨は全部で23個あり、それぞれが関節や縫合で支え合っています。特に後頭骨と蝶形骨の関節でバランスが崩れると、自律神経系の症状などを引き起こすことがあります。また、側頭骨と骨盤との関係性により、側頭骨のねじれは骨盤のねじれと同じ傾きになるため、問題となる側を施術することが重要となってきます。

オステオパシーでは、以上の4つの視点から患者さんを分析し、その人に合った正しい施術を行います。
この施術により顎の開きが良くなったり噛み締めがなくなったりと良い結果を感じられる方が増え、歯科では治らなかった顎関節の悩みにアプローチすることができます。

顎関節症でお悩みの方は是非一度ご相談ください。

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