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旅RUNキュレーションVol.57(3年ぶり開催の2022函館マラソン)
※有料設定にしていますが、ほとんどタダで読めます。
大会名
2022函館マラソン(https://hakodate-marathon.jp)
レース種類
ハーフマラソン
(大会には他にフルマラソンがあります)
開催日
2022年7月3日(日)
開催場所
北海道函館市
※2020年エントリー者のみ出走可能
この2、3年、感染症騒動で相次いで中止になってしまっていたランニング大会が徐々に再開されている。
函館マラソンも2年の沈黙を経て、3年ぶりの開催! 僕は2019年に初めて函館マラソンのハーフを走った。「来年も是非行こう!」と決意し、2020年もエントリーしたのだけど、感染症騒動で中止。出走権は翌年に引き継がれるものの翌年2021年も中止。2年連続の中止ともなると、出走権をクリアしてしまう大会も多いのだが、函館マラソンは希望者の出走権を大事に確保してくれていた。
そして今年2022年。函館マラソンは復活。2020年参加者のために新規の募集を行わず、エントリーから2年以上待ったランナーのためだけに開催してくれるという特殊対応だ。
参加条件としては健康チェックで問題ないこと、体温が平熱であること、それとコロナワクチン接種もしくは陰性証明(PCR検査でも抗原検査でも良く、市販キットの結果を直接持ち込んでもよい)を出すことだ。自分は前日に羽田第1ターミナルの検査場(都民は検査料無料)で抗原定性検査を受検し、陰性の結果を受領。これを持って最終の出走権を得た。前日の参加者受付でこれらの結果を提出し、当日の「入場許可カード」をもらう手順だ。
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さて、大会当日。今回は函館駅前に宿をとったので駅から会場へ。6:15からシャトルバスが出るとのことなので駅前へ。案内してくれる係の人はほとんどいないのだけど、1台だけポツンとバスがいるので乗るバスは明らか。朝イチなので空いた状態でバス発車。
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15分ほどで会場に到着。ここで検温を改めて受け、昨日受領した「入場許可カード」を提出。交換に会場に入るための腕輪をもらう。腕輪方式は最近多いけど、函館マラソンのロゴが入っているので不正はしにくいパターン。
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時刻は朝6時台、まだ空いているので着替え。というか出走前の着替えコーナーは無いわけだが、僕はほぼ走る格好で現地入りしているので上着を脱ぐ程度でOK。
事前にトイレにもいく。今回は仮設トイレを使った。仮設トイレでは珍しく洋式便所。女性や男性の大の方は楽に用を足せそうでGOOD。相変わらず良い大会運営。
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準備が終わったので荷物預け。クロネコヤマトの人がいい感じの挨拶で迎えてくれて預け完了。もうグラウンドとかに入っても良いと教えてもらえる。
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スタート・フィニッシュ会場のスタジアムに出る。今日は暑い。日が照っているのと湿気が多い。東京の猛暑とは程遠く、普通に生活するだけなら快適なわけだけど、この中を走るとなると今日は辛い展開になりそう。
スタジアム内にスタート前給水あり。お水オンリー。今回は給水の紙コップに蓋がついている。これも飛沫対策的なやつだろうね。でも、蓋つきで対応する大会は初めてかも。
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朝8時に整列開始。だが、誰も並び始めない。このゆっくりさは北海道ならではなのかも。いの一番に並んだ選手は、なんと自分笑 今回はBブロックからのスタート、Bブロックの最前列です。「ソーシャルディスタンスを」と言われていたので、つめつめではなくゆったりと並べる感じ。先行のAブロックも、列の大きさの割には人が少ない。そんな感じ。
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8:50ごろに開会式。ドラクエのオープニングテーマ。2年待ち侘びて集まってきた勇者たちを出迎えるよう。
そしてハーフのスタート午前9時。招待選手、Aブロックの選手、そしてBブロックと順々にスタートレーンに案内される。Bブロック最前列だと号砲から10秒くらいで飛び出すことができた。
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スタジアムを1周して、公道へ。
スタート時は晴れだったのだが、雲が出てきて曇り模様に。これはラッキー。日差しを心配していたので嬉しい。ランナー渋滞などはほとんどなく走りやすいが、暑いので水をかけたかった。だが4キロくらいまで最初の給水がなく、ちょっと参った。
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陸上自衛隊函館駐屯地を見ながら空港方面に走って折り返し。第2給水で嬉しかったのはスポンジがあること。継続的に冷やしながら走れるのはありがたい限り。夏RUNならではの気遣いだ。
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海岸を左に函館山を前に見ながら走るコースも楽しい。
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16km地点、路面電車の線路と架線を見ながら走るコース。前回のマラソンもここが一番心に残っている。再び戻ってこられて感慨深い。沿道の拍手も多く、道中が拍手に包まれるような感じで、なんか多幸感を得られた感じ。
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終盤になってくると日がまた照ってくる。走っているタイミングで日差しが遮られ、ゴールを祝福するようにまた日が出てくる。いいねいいね。
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3年ぶりの函館マラソン、フィニッシュ!!! ありがとう。
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タイムが・・・あれ?1時間55分? 頑張って走った割になんか悪かったな。前回は1時間45分の好レースだったんだけどな。前回は涼しかったからな、今日の暑さなら仕方ないね。
走った後は、いろはすやフィニッシャーズタオルや換えのマスクなんかを受け取り。
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今回、ホテルを後泊することにしているのであまりちゃんとは着替えず、水をかぶってぐずぐずになったTシャツのみ着替え。オープンエアで軽く着替え完了。
感染症対策とやらで前回いっぱいあったおもてなしコーナーはなし。その代わりに「おもてなしテイクアウト」なるものがあり、ゼッケン裏面にチップと共に収納されている引換券を使って交換して、それを持ち帰る方式。函館だけにハコに入っている。もてなしが形を変えて、こうして対応してくださることに感謝。
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函館駅前に戻り。バスはマラソンの実行委員会が準備してくれている模様で、停留しながら一般客にも対応してくれる感じ。運賃は無料。人いっぱいだったけど座ることができて、無事に駅前に戻ってこれたのでした。
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2回目の函館マラソン、よかった。コロナ騒動の余波で前回とは色々変わっているところもあったけど、もてなし力は形を変えて残っている。7月の暑い時期に北海道の涼しい(今日はそこそこ暑かったけど)大会。これはまた走りたいと思わせる。いい感じのシーズンなので飛行機代や宿代はそこそこ高くついてしまうものの、たまの贅沢と思えば良いでしょう。
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