旅RUNキュレーションVol.36(東京マラソン2020は大会規模大幅縮小)

新型コロナウイルスの影響がついにマラソン界にも。
毎年3月開催の東京マラソンが、新型コロナウイルスの影響で今年の規模を大幅縮小する方針とのこと。具体的には一般参加を断って、エリート選手の参加のみに絞るとのこと(よって同日開催のMGCファイナルチャレンジは残る)。
https://www.marathon.tokyo/news/detail/news_001575.html

東京マラソンは規模がとにかくでかい。スタート地点の新宿に38,000人が大集合することになるし、沿道の応援もものすごく多い。新型コロナウイルスの感染云々という観点では真っ先の槍玉に上がるのはわかる。
「常識的に考えて中止だろ」「沿道の応援を防ぐために招待レース含めて完全中止しろ」などという声もツイッター等でよく見るが、マラソンを懸命に取り組んでいる人にはそんな簡単な話ではない。
たった1度のマラソン大会のために長い期間かけてトレーニングを進めてきた人も多いはずだし、東京マラソンにやっと当選した人も多いだろう。そんな中でいきなり中止と言われた出場予定者の心中お察しする。こういう人はどうしても走りたいのだ。新型コロナウイルスの怖さよりも走りたい意識が高い人も多いだろう、マラソンなんてそもそも心臓発作のリスクのあるスポーツだしある種の覚悟をして走っている人もいるはず。

個人的に東京マラソンのこの対応に際して影響はない。今年も出走権は取れなかったし、もともと今年はテレビでMGCファイナルチャレンジの様子を見守ろうと思っていたので沿道で応援するつもりもなかった。

むしろ東京マラソンの対応が他に影響するかどうかが気になる。
東京マラソンをモデル・鏡としていると思われる大規模大会は多いと思われる。この時期はまさにマラソン大会のシーズン。この状況の中で、他の大会がこのまま開催すると「東京マラソンは中止の英断を下したのになぜ開催するのか!」と批判も集まるだろう。東京マラソンの翌週に開催される名古屋ウィメンズマラソンとかどうするのか(この大会もMGCファイナルチャレンジ対象)、非常に気になる。

もう少し言うと今週末のマラソン大会もどうなるか。
個人的には、今週末は2週連続フルマラソンということで福島県のいわきサンシャインマラソンにエントリーしている。東京マラソン中止の方針を受けるとちょっと雲行きが怪しくなってくるかも。なお、いわきサンシャインマラソンは昨年も天候の影響で中止になっている。今年も中止ってことになったりしたら、大会運営者のモチベーションは堪ったもんじゃないな。
いわきサンシャインマラソンはすでに色々と贈り物まで送ってくださってるのに・・・。

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だが、方針には従うしかない。状況を注視しよう。
いつも思うことだが中止にするなら早めの英断を期待したい。交通費・宿泊費が大きく変わってくるし、当日に向けた酒断ち、カフェイン断ちの準備もしなくてよくなる。

逆に昨日開催だった京都マラソンや熊本城マラソンは逃げ切ったな。僕が出場した高知龍馬マラソンもそう。
僕は昨日の高知龍馬マラソンで47都道府県ランニング大会完全制覇したわけだけど、これが仮に中止だとしたら完全制覇は1年延期になっていた可能性もあるわけで。これは大きい。

最後に。
今年の東京マラソン出走予定ランナーについては東京マラソン2021の出走権も付与されるそう(2020年のエントリーフィーは返金されないし、参加するなら2021年のエントリーフィーも別途支払いが必要)。
そうなってくると東京マラソン2021の出走ランナーの多くは今年出る予定だったランナーで占められるはずで、僕らのような2020年の落選組にはさらに狭き関門になってしまうわけだ。
ONE TOKYOのプレミアム会員だけど、来年に関しては4,400円は単なる無駄になりそうですね。

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