旅RUNキュレーションVol.26(第2回日本最北端わっかない平和マラソン)
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大会名
第2回日本最北端わっかない平和マラソン(http://wakkanai-marathon.jp)
フルマラソン(42.195km)
(大会には他2km,2kmペア,5km,8kmがあります)
参加費(エントリーフィー)
9,000円
開催日
2019年9月1日(日)
開催場所
北海道稚内市
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この土日は稚内でフルマラソン。
場所は北海道稚内市。大会名どおり日本最北端のフルマラソン大会だ。
僕はシーズン(10-3月)以外でフルマラソンを走ったことがないので、9月のフルマラソンは初めての経験になる。
前日8月31日に羽田からの直行便で稚内入り。
稚内を訪れるのは9年ぶり2回目。前回は友人の結婚式で札幌に行くついでに立ち寄った。
ホテルはサフィールホテル稚内。以前ANAホテルだったところで9年前もここに泊まった。こちらも2回目。
前日は稚内市内をフラッと歩いて過ごした程度。参加賞は前日でも当日でも受け取れる形式、サフィールホテルから至近の場所にあるから受け取りやすかった。
そして当日。朝4時半くらいにに起床。サフィールホテルのイケてるのは朝5時からビュッフェを食べられること。マラソン当日は早めに食事をしたいのだが、早めに対応していないホテルのなんと多いことから。
納豆ご飯中心に食べすぎにならない程度にいただきました。
スタート地点までは無料のバスで連れて行ってくれる計らい。バス乗り場もホテルからはほど近い。朝7時出発とかかれてたんだけど早めに行動。朝6時半ごろから順次バスを発車されている模様。僕は2号車に乗って6:35ごろに出発。満車にならなくても出発するらしく、結構空席が目立ってた感じ。
スタート地点は宗谷岬。宗谷岬に近づいてきた頃くらいから係の人がバスガイドさながらガイドしてくれるお計らい。宗谷の景色を見ながらのバスは楽しかった!
45分ほどでスタート地点に到着。高台にある大韓航空機爆破事件の慰霊碑があるあたりで降ろしてくれる感じ。
ここで手荷物を預かってくれてゴール地点まで運んでくれる。バスに乗る前に配られたごみ袋大のビニール袋にゼッケンナンバーを記載して預ける方式。なお、ビニール袋に入らない場合も拒否されることはないらしく、その場合は荷札をくくりつけて預けることができるそう。
宗谷岬は風が強くて少し寒い。上着を着てきてよかった。走るときは上着を着るつもりはなかったのでこれは預け荷物へ。
今回は石垣島マラソンのTシャツを着て走ることにした。石垣島マラソンは日本最南端のフルマラソン。日本最北端のフルマラソン大会を日本最南端のTシャツで走る。やっぱこれっきゃないよね。
高台を降りて、宗谷岬の最北端の碑の前で記念撮影。少し列になっている感じ。前後の人が協力しあってお互いにカメラマンをやる感じ。いいね!
最北端の碑を見るのも2回目。最北端を再訪する日が来るとはね。
スタートブロックへの整列は8:30。スタート時刻が9:00なので結構のんびりだ。参加者数もフルは700人ほどなのでそのくらいの時間感なんだろうね。割と直前にトイレに行けるのがこの方がありがたい。ちなみに穴場トイレは海付近にある常設トイレ。結構空いてました。
スタートセレモニーが始まる。
今回Aブロックだったのでほぼ最前列に並んでみた。進行役はANAのCAさん。
そして招待選手はあの川内優輝選手! だが、呼ばれても本人が出てこない。スタートセレモニーが終わった後に車から出てきて、しかもトイレに駆け込んで、そしてやっと登壇した感じ。トラブルだったのか? 最前列なので川内選手の表情がよく見える。怖いくらい真剣な顔だった。やっぱ、プロは違うわ。
楽しかったのはお医者さんによる健康に関する注意のアナウンス。稚内には循環器の医師がいないらしく名寄から連れてきただの、治療が必要な場合は名寄まで170km先に送られるだの。「初回の前年は死人が出なかったので今年も死人が出ないように」というやけに直接的なメッセージ。これ、東京とかだと怒られるやつ。
最後に博学な医師らしく、英語の挨拶も入れてくれた(笑)。このネタは僕も真似したいと思う。後、本人が乳首擦れに苦しんだことがあるらしく、挨拶の後は絆創膏を配っていた。すばらしい!
午前9時ちょうどに号砲!
川内選手はものすごい速さで飛び出していく。もちろん、とてもついていけない。
スタート前から予想していたけどアゲンストの風が強すぎる。電光掲示板によると風速8m。これがなかなか辛い。スピードが全然出ない。
いつもだと10kmすぎたところで追い抜かれる3:30のペーサーにわずか2km地点で追い抜かれてしまった。
日本最北端を走れるレア感を楽しみつつ、10km。51分台。思ったよりもスピードが出ないが、まぁ、こんなもんか。
20km手前くらいで海岸沿いを離れ、畑の間の道路を折り返し。ここは風が少ないが今度はアップダウンが少しきつめ。
ハーフを1時間54分台で通過。やっぱり少し落ちてきたなぁ。こないだの函館マラソンばりの好走ができればと思っていたんだけど、アゲンストの風の強さと、思ったより高い気温が好走を阻む。
急激にペースが落ちたのは海岸線に戻った約22km地点。いきなり足が重くなる。こんな中盤なのにキロ6:10秒台とか。これ以上のスピードが全然出ない。まじかー。
そしてなんと26km地点くらいでまさかの4:00のペーサーに追いつかれてしまった。27km地点くらいでペーサーにもついていけない有様。ヨロンマラソンで落として以来のサブフォーを狙っていたんだけどこれはダメな模様。
腐らずに走り続ける。が、ペースがキロ7分台まで落ちてしまう。初マラソンのときのような感じ。僕、こんなにダメダメだったのか?
思えば、例年は秋シーズンに入る前に、井原のぶどうの里マラソンや東京30Kとかで調整してきた。だが、今回はなんの調整もなくいきなりフルマラソン。ここまでかわるとは。やっぱ、9月の準備期間は重要だったんだな。
このあたりから沿道の応援が増え出す。決して多くはないが、走っている一人一人に声をかけてくれる感じで元気が出る。ありがたかった。特に子供たちの「稚内に来てくれてありがとう」が嬉しかった。「こちらこそー」と返礼。
あと、嬉しかったのが26kmくらいからコーラのエイドが始まること。これは素晴らしい。僕は33km地点くらいからコーラを頂戴いたしました。スポドリばかりだと口の中が甘ったるくなるんだよね。
ところで、速度が遅くなるとゴールまでの道が遠い。長かった。
39km過ぎた頃の最後の折り返し手前で4時間経過。サブフォーならず・・・。
残り2kmちょい。腐らず走る。このペースだと諦めて歩いている人が多いんだけどそういう人たちをじゃんじゃん抜かす。
そしてゴールが見えてきた。ゴールテープを引いてくれてる模様。
せっかくなのでゴールテープは切りたい! 最後に猛スパートを決めて、2人ほど追い抜いてゴールテープを切った!
令和初のフルマラソン、38歳になってから初めてのフルマラソン、自身34回目のフルマラソンのタイムは、ほろ苦い4時間17分台。準備なしに走るとこんな結果なんだ、と新しい気づきになるレースでした。
ゴール後、会場のステージを見るとちょうど表彰式。川内優輝選手が大会新記録で優勝したそうな。さすが。MCCから賞金10万円。プロは賞金大事!
手荷物受け取りは会場からちょっと歩く。これはやや残念。でも、係りの人がすぐに荷物を渡してくれるホスピタリティは嬉しい。
もう一つ良いのが着替えの場所。なんと、シャワーの使える場所を更衣室として使わせてもらえるよう。入ってみたところやたら人が多いって感じでもなく適度な人の数。快適でした。
着替えを終え、サフィールホテルに戻って預け荷物の受け取り。
で、ここから少し時間が余る。空港行きのバスなんだけど、14時台と16時台の2本。これは少ない。サブフォーなら14時台を狙ったんだけど、ちょっと無理があった。
16時台のバスを待つ。始発がフェリーターミナルってところだったのでそこまで歩いてみた。走った疲れから、できれば座って乗りたかったので。この戦略は正解。フェリーターミナルからなら余裕で座れる。そのあとの稚内駅から乗る客が多い感じでここだと立ち乗り覚悟。
帰りの便は新千歳経由の羽田行き。
新千歳の保安検査区内で食べた豚丼が今日の晩御飯。山わさび豚丼を頼んだ気がするがなんか違うのが来た気がする。
ちょっとがっかりしつつ、久しぶりのAirDoで羽田に戻ったのでした。東京、蒸し暑っ!
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