【資産市場 完全理解🌈】マクロ経済において重要な資産価格のファンダメンタルズ分析 Part①:経済学理論解説 2023/07/17
Introduction:マクロ経済学を修めたい💛
経済学部に通う私も
いよいよ大学「学部」最終年になり
学問に全力を注ぐ時間も限られてきました👍
「知は力なり」という言葉を信じて
残りの大学生生活を満喫したいと思います
学部レベルのマクロ経済学は
個人的によく理解できたつもりです
しかしながら、本当の経済の動向を理解するには、学部レベルの知識ではお話になりません😥
実際の経済動向や政治と結びつけながら
応用できる能力がなければ
知識を持つ意義も小さくなってしまいます💦
何事もアウトプット前提のインプットが
大事であると、noteで毎日発信してきました
これは、どのような内容で
あっても当てはまります👍
先行研究の論文を一概に読んでも
記憶に残っていなかったり
大切な観点を忘れてしまっていたりしたら
学習の進捗は滞ってしまうと思います
だからこそ、この「note」をフル活用して
自分の知識を1%でも、定着させ
誰にでもわかりやすい解説をアウトプットできるように努めていきたいと思います
私がこれからアウトプットする
マクロ経済学における資産市場の果たす役割
についての要点整理をどうぞご愛読ください📖
本投稿作成における参考文献は以下の通りです
資産価格とマクロ経済の関係性
資産市場は債券や株式などの証券や
銀行預金などさまざまな資産を取引する市場の総称になります
この市場のプレイヤーは
投資家と呼ばれてます💰
個々の資産価格は、投資家の売買によって
決められていますが、その価格は取引の状況によって絶えず変化することになるのです
バブル経済崩壊による好景気の終焉
株価が高騰した1980年代後半には、日本経済が非常に好調であったと言われています
国際的にも、かつてないほどのプレゼンスを
誇っていました
※私は生まれていませんので、その実態は存じ上げませんが💦
しかし、「バブル崩壊」後の1990年代に入ると、日本経済は長い不況期へと突入してしまうのです😥
このように資産価格と景気には
密接な関係がありますよね
世の中の資産市場の動きを理解する
ファーストステップとして、そもそも株式や
債券価格がどのようなメカニズムで決まっているか、ということを理論から整理していきましょう
そして、このような証券や資産価格の変化が
私たちの生活に、どのようなインパクトを
及ぼしているのか、ということについても
理解を深めていくことにしましょう
この資産市場シリーズにおける経済学理論解説において、資産市場がマクロ経済において果たす役割について着目しながら、整理していきたいです
資産市場の機能と制度📝
投資家は、毎日の取引の成果に
一喜一憂しているイメージがなんとくあるように思いませんか?🥺
それゆえ、資産市場はお金儲けをするような
場所という印象をお持ちかもしれませんね
私もあまりお金に対してホワイトな市場では
ないような気がしていましたが、
最近になってからイメージが変わってきました
なぜならば、資産市場を
経済学の立場からしっかり考察したことで
単にギャンブル市場のようなお金儲けをする
ブラック市場ではないことに気づきます
要するに、マクロ経済学における資産市場が
果たす本質的な役割について理解することができたのです🔥
資産市場の機能📝
一般的に、資産市場の機能は主に
2つに分類されることになります
①異時点間の資源再分配機能
②リスクの評価・再配分機能
まず、①異時点間の資源再分配機能
について説明しますね
例えば、成功したプロ野球選手は
相対的に若年期において多額の年俸を得ていますが、プロ野球選手を40歳で引退し
その後の生活において高齢者になったときに、現役バリバリの頃と同じ額の年収を稼ぐことは難しいように思います
しかし、プロ野球選手であった方も
高齢者になって一定の生活費や医療費は継続して掛かるコストなのです
そのために、若年期に得た所得の一部を
将来の支出のための貯蓄することが
最適化行動になると思われます
その一方で、事業に成功した結果
多額の報酬を得ることができる起業家は
会社を設立した当初は資金不足である状態になっていることが相対的に多いように思います
つまり、消費(C)や設備投資(Investment)の
ために、必要な資金があるときに
それを補填するような所得が発生することはほとんどありません
したがって、収入と支出のパターンの乖離を
調整することが資産市場の役割と考えられるのです
資産市場における資金の取引は
以下のように行われます
今期の収入が今期の支出を上回っているような家計や企業(黒字主体)は貯蓄を行いますが
その反対に、今期の収入が支出を下回るような家計や企業(赤字主体)は、資金調達をしなくてはなりません💦
したがって、後者のような資金の赤字主体は、前者のような黒字主体に対して「証券」を発行して資金を需要することになります
換言しますと、資金の黒字主体は
赤字主体から「証券」を購入することで
その対価として資金を供給するのです
なお、この証券にはそれぞれ、いつ
どのように資金を取引するか、という条件が
定められているのです
つまり、証券とは、一定期間後にお金を受け取るための権利書として考えて良いのです
そして、ある一定期間経過後に
証券の発行者から証券の保有者へと
あらかじめ定められていた条件に
したがってお金が支払われるのです📝
次に、②リスクの評価・再分配機能について
説明します
これは不確実性に対するリスクに
焦点を当てています
ここで、2つの企業(A,B)を想定しましょう
企業Aは、天気が晴れの時、利潤が150%になり、雨の時には利潤がゼロになってしまいます
反対に企業Bは、天気が晴れの時
利潤がゼロとなり、雨の時には150%になるとしましょう
なお曇りの時は、お互い100%の利益が
得られるとしましょう👏🏻
このとき、企業A、Bはともに
天候に依存した不確実性の伴う所得変動リスクに晒されているのです
もし、貯蓄ができないとしたら
2つの企業がどのような対処をすることが
所得変動リスクをヘッジしたことになるのでしょうか?
これは、以下の契約を結べばOKです💖
(a)晴れのとき
A社からB社へ、50%分の利潤を渡す
(b)雨の時
B社からA社へ、50%分の利潤を渡す
ということになるのです
このような契約によって2つの企業は
不確実性に対する所得変動リスクを解消して
利潤の平準化を図ることができるようになると言えるのです
したがって、上記はあくまで一例ですが
このような不確実性から生じるリスクを
評価し、経済主体が合意できるような金額
ならびに契約内容を決定することも
資産市場の果たす重要な役割と言えるでしょう
本日の解説は以上とします📝
ぜひ、これらの知見をベースとして
実際の世の中の経済動向に当てはめて考えていくという応用を効かせて
経済の仕組みを基礎的モデルから
ご理解されることを推奨いたします💗
関連記事のご紹介🔖
付録:私の卒論研究テーマについて🔖
私は「為替介入の実証分析」をテーマに
卒業論文を執筆しようと考えています📝
日本経済を考えたときに、為替レートによって
貿易取引や経常収支が変化したり
株や証券、債権といった金融資産の収益率が
変化したりと日本経済と為替レートとは
切っても切れない縁があるのです💝
(円💴だけに・・・)
経済ショックによって
為替レートが変化すると
その影響は私たちの生活に大きく影響します
だからこそ、為替レートの安定性を
担保するような為替介入はマクロ経済政策に
おいても非常に重要な意義を持っていると
推測しています
決して学部生が楽して執筆できる簡単なテーマを選択しているわけでは無いと信じています
ただ、この卒業論文をやり切ることが
私の学生生活の集大成となることは事実なので
最後までコツコツと取り組んで参ります🔥
本日の解説は以上とします
今後も経済学理論集ならびに
社会課題に対する経済学的視点による説明など
有意義な内容を発信できるように努めてまいりますので、今後とも宜しくお願いします🥺
マガジンのご紹介🔔
こちらのマガジンにて
卒業論文執筆への軌跡
エッセンシャル経済学理論集、ならびに
国際経済学🌏の基礎理論をまとめています
今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます📚
最後までご愛読いただき誠に有難うございました!
https://note.com/kens_reading1/n/naa75dd7b17f1
あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏
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考え方の引き出しが増えた!
読書から学べることが多い!
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