これってグレシャムの法則?
#29
グレシャムの法則とは、
英国の財政顧問だったT・グレシャムが唱えた
貨幣に関する経済学の法則です。
■悪貨が良貨を駆逐する
日本政府が額面1万円の金貨を発行したとします。
金の含有量の多いコインをつくっていたら、
だんだん金が足りなくなり、
金の含有量が少ないコインをつくり出します。
どちらも額面は1万円なので、
名目的な価値としてはまったく同じです。
しかし、貨幣の価値が下がることを恐れた人達は
なるべく実質的な価値の高いコイン(良貨)を手元に置こうとします。
反対に、日々の暮らしには金の少ないコイン(悪悪貨)を先に使おうとします。
良貨を金として取引するため、海外に流出させる人も現れます。
そうなると、国内の市場に出回るのは悪貨ばかりになり、良貨はいずれ流通しなくなります。これが「悪貨が良貨を駆逐する」と呼ばれる現象です。
グレシャムの法則って言うんですね。
超シンプル(名前の付け方が)
グレシャムが考えた法則は一つしかなかったのか気になります(笑)
今朝も「あっ!それ頭から離れてた!」っていうことがありました。
足元に多くのタスクがあって、
短期的な判断や定型的な業務に追われ、
長期的に取り組むべき課題や
創造的な問題解決がおろそかになりがち。
組織の意思決定においても、
ルーチンワークを悪貨に、
戦略的な意思決定を良貨に見立てると、
似たような現象が見られます。
これを「計画のグレシャムの法則」といいます。
経済学者H・サイモンが名付けました。
サイモンの法則でもよかったんじゃ...?
それだと、グレシャムが浮かばないからか?
今日の問い:
自分の名前をつけて法則をつくってみませんか?
あだ名でもいいかも(^^)