娘の人生を変えた転級。
娘の話。
特別支援級の見学登校が始まる。
1か月程度、通っていたが、通常学級の子たちとは交流がほとんどなく、クラスにいる子は悪口を言ったり、仲間外れなどの行為をするなど全然なかった。
とてもそのような空間が心地よかったようだ。
しかし、特別支援級に行くには、転級の手続きが必要で、審査もあったりする。
私としては、ここまで、楽しく学校に行けるようになったのなら、ここで、学校生活を送る方がいいと思った。
見学登校だと、通常級に籍があるので、特別支援級のイベントの参加などできないものもあった。例えば、地域連携のマラソン大会。
電車に乗ってある場所まで行く。
行けないとなると残念がってもいたが、もともとマラソンがあまり好きでないと言う思いを考えると行けなくてもいいのではとも思うが、それは違うようだ。
参加は出来なくても、一緒にはいたいと言う思いもあったようだ。
1か月後。
念願かなって、特別支援級に転級。
以前、まだ、見学登校をしていた頃、私がとても心を打たれた先生がいた。
その先生は、「今まで本当に頑張ってきたよね。」と声をかけ、更には、私に特別支援級の受け入れ体制の事を語ってくれた。
やはり、今後は、うちの娘のようなボーダーの子をどんどん受け入れるべきだと。
私たち、教員が取り組みをきちんと考えていかなければならないのに、なかなかうまくいかないと。
今は、通常学級に通っていても、様々な悩みを抱えている子がいる。
今回、理解を示してくれた先生は、定年を迎えてしまったのだが、同じような考えを持っている先生が世の中にはいるという事を信じていきたいなあと思った。
世の中の学校のシステムが変わっていくように祈っているし、私にもし、出来ることがあれば取り組んでいきたいなと思った。
本当に、娘の思いを一番に受け止めてくれた先生だと思っている。
次はいよいよ受験の時期になっていく。
続きはまた今度。
いつも目を通してくださる方に感謝。