ひまわりママ一家 特性のエピソード⑳
「息子」「話す内容がわからない」
息子に、何かを話す時、長く説明したりする時、フリーズしてしまうことがある。
話が終わった後に、「何を言っていたかわからない」と言われるので、何回も説明できる。
しかし、これが、外だとこうはいかない。
いろいろな場面で、もし、わからない時があったりしても、スルーしてしまうこともある。
聞ける人もいるかもしれないが、緊張が高まりすぎて息子は聞けないのだ。
話し終わる前に、話に集中しきれていない「不注意状態」に陥ったら、それは、「もう、脳の中には何も入らないよ!」の合図だと言う。
大人側が「話し方」「話す内容」を調整する3つのポイントがあると言う。
① 自分の話を短くする
② 複数の事を伝えないようにする
複数の事を伝えてしまうと、肝心なところが抜けて、重要でない細部だ けが残るところがあると言う。
③ わかりやすく伝える
難しい大人言葉で話さず、優しく言い換えて話す
気をつけよう。日々、努力。
「娘」「敏感さを理解する」
いつも、話を出してしまうが、娘は中学の時、不登校の時期が1年ほどあった。
娘にとって、「学校」と言う場所はどのような場所だったのだろうか。
ある子にとっては、学校とは「地獄のような場所」だと言う。
友達同士で、自分の身近な所で、大きな声でしゃべる。
悪口を言ったりする子もいる。
先生だって大きな声で怒鳴ったり、注意したりする場面もあるだろう。
順番が回ってきたら、人前で発表しなければならない。
給食の時間になると、苦手な食材だって限られた時間の中で食べなければいけない。
いろいろな場面が、繊細な子にとっては不安になってしまうのだ。
帰ってくると、どっと疲れてしまう。
HSCの子にとって、学校と言う場所は、決して行けて当たり前の場所ではなかったのだ。
大変な場所だという事を大人が知る事が第1なのだ。
そう考えると、娘は本当によく乗り越えてきたなあとしみじみと感じる。
「発達障害・グレーゾーンの子がグーンと伸びた
声かけ・接し方大 全」
「HSCの子育てハッピーアドバイス」
より
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