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ひまわりママ一家 特性のエピソード㉕

「息子」「人や物に当たる」

大学に行くようになってから、休むことも多いので、息子の様子がよくわかる。
自分が、うまくいかないことがあったり、ちょっと腹立たしくなってきた時など、身近にあるものを投げたりすることがある。

・血が出るくらい強く何度も壁に頭をぶつける(自傷行為)
・怒った拍子にクラスメートを殴る、蹴る(他害行為)
・手近にあるものを投げつける(破壊行為)

息子はまさに破壊行為がありそうだ。

スマホなどを投げてしまった時には、さすがに、大丈夫だったかなとスマホを見る。
そこはまずかったと思うのだろう。

自傷行為への対応はケガをしないものを与えるのがいいようだ
たとえば、いぼいぼのついたゴムボール。
ボールにがんがん頭を打ち付けると、気持ちがおさまった例もある。

破壊行為への対応は壊していいものを渡しておくといいようだ。
たとえば、わりばし。
気分が落ち着くまで折っていいよと伝えると、ひたすら折って、気持ちがおさまった例があった。

なるほど。大きくなっていれば、わりばしはいいかも。

「娘」「給食の時間」

娘はもともと、食べるのがゆっくりだった。
私は、時間をかけて食べられるのであればと見守っていた時もあったが、
理由はゆっくりだからと言うだけではなかったようだ。

HSCは味覚や嗅覚にも敏感で、給食についても、微妙な味やにおいの違いを気にすることがある。
本人にとっては、苦手なにおいや味を受け付けないと言うことなのだ。

食べる事を無理強いさせない。

ただでさえ、苦手なにおいで気持ち悪くなっているのに、それをむりやり食べさせることで吐いたりしてしまい、それがトラウマとなり、給食時間、学校自体が怖くなってしまうから。

頑張って食べていたんだなあ。
かみしめて、味わって食べていただけではなかったのだ。

本当にえらかったのだとしみじみ感じてしまった。


       「発達障害・グレーゾーンの子がグーンと伸びた
                       声かけ・接し方大 全」

       「HSCの子育てハッピーアドバイス」

                               より

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