ひまわりママ一家 特性のエピソード⑮
「息子」「他人事メソッド」
小さい頃、砂場などで、山を作ったり、トンネルを通したりしたものだ。
地域の公園の砂場だと、おうちから持ってきた素敵なシャベルなどが、散乱して、あちこちの場所でお友だちが、遊んでいることがあったと思う。
息子も、もちろん砂場を見つければ走っていき、無我夢中で遊んでいた。
気づくと、人のおもちゃを使って勝手に遊んでいることもしばしば。
その度に、相手のお母さんに「すみません」と言っていた事を思い出す。
「お友だちのものは使わないようにしようね」と言うと、
「ぼく、やってない」
という事もあったりした。
まだ、物の管理とかは難しいとは、思ったが。
自分のしたことを認めない時。
「同じようなことをした他人のケースの話を聞かせる」といいらしい。
最後には、「あなたには関係ないけどね。」
と必ず付け加える。
それは、自分の事を話してる?と気づくかもしれないから。
「関係ない」と言う言葉が他人事に感じるからと言うもの。
そんなこと、やっていなかったし、やってみたかったなあ・・・。
「娘」「他人と自分との間に境界線を引く」
私は、本当に人の意見に流されやすい人間だった。
と言うか当たり前の事が出来ていなかったのだが。
例えば、「早寝、早起き」
自分の都合のいい時は、夜遅くまで起きててもいいよと言ったり、仕事を持ち帰り、終わらないからと子供をそのまま放置して寝るのが遅くなり、朝はなかなか起きれず、私がいけないのにいらいらして怒ったり・・・。
身近なお母さんたちと話していた時に、「やはり、早寝早起きが一番だよね。早く寝かせた方がいいよ」
なんてことを繰り返し聞いていた。
それを聞き、実行しようと、子供が何かやっていたり、
遊びの最中だったのに、
「はい、寝る時間です」と寝かせようとしたり・・・。
そんなあいまいな対応だったら、子どもは納得しないし、ギャーギャー大泣きする始末。もう泣き止まず・・・。
かえって、寝る時間も遅くなってしまった時もあった。
他人と自分を区別するライン。「バウンダリー」。
カウンセリングの世界でもよく聞かれる言葉らしい。
相手が、自分の心の中にずかずか土足で入り込んで、
「あなたはこうだ」とか「こうするべきだ」と言う場合。
他の人の意見は尊重するべきものではあるものの、他人が自分の事を全て知っているわけではないし、正しいとは限らない。
ましてや、その人の言う通りを従わなければいけない理由なんてない。
最終的には、自分で判断し、自分で決めれば良いのだと言う。
「親しき中にも礼儀あり」
土足で踏み込まないようにしなければいけないなと感じた。
「発達障害・グレーゾーンの子がグーンと伸びた
声かけ・接し方大 全」
「HSCの子育てハッピーアドバイス」
より
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