![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/164810568/rectangle_large_type_2_4853e08fbc45784d38f2725c9b685444.png?width=1200)
【中学受験算数】動画教材の「基本編」の販売をスタートしました
オンライン個別指導塾「LIGHT」の渡辺です。
現在、以下のような中学受験算数の動画コンテンツを販売しております。
この度、その「基本編」の販売も開始いたします。
すでに販売していた教材(以下「通常版」)に収録していた問題は、過去の教え子達が私の授業内でそれなりに苦戦したものばかりです。
授業内で比較的楽にできた子が多かった問題に関しては、通常版には収録していませんでした。
しかし算数の力量というのは個人差も大きく、そもそも中学受験というのはスタートする時期にも個人差がありますので、基本的な部分でつまずいているお子さん、なかなか塾のペースについていけないお子さんも少なくないはずです。
また、基本的な問題ほど塾などでも解説される機会が少なく、本質的な理解や重要なコツをつかみ損ねているようなケースが数多く見受けられます。
そこで、まだ解説動画を作成していなかった基本問題を収録した「基本編」の作成を始めることにいたしました。
受験本番も近く動画作成に多くの時間を割けない可能性が高いため、通常版よりはゆっくりとしたペースで作成していくことになりそうです。
ひとまず第3回までを今月中に販売開始する予定です。
問題自体は第20回まで準備できていますが、通常版よりも問題のバリエーションが少ないため、20回分の解説動画を全て作成するかどうかは未定です。
通常版の序盤もかなり基本的な問題が多数含まれていますので、そちらも併せてご利用いただければかなりの力がついていくはずです。
コンテンツの追加状況に関しましては、以下の記事にまとめておきますので、ご参照いただけますと幸いです。
※追記
上記の予定通り、基本編第3回までは販売がスタートしております。
【どんな方におすすめか/どんな使い方が考えられるか】
・受験対策の始動が遅かった子
・算数に強い苦手意識がある子(苦手意識がそこまで強くない場合は「通常版」からでも)
・先に「通常版」をやってみたが難しく感じた子
・計算に時間がかかる、問題を解くのに時間がかかる子
・計算をはじめとした基本でミスが出る子
・受験生の親御さんにとっての教科書として
・中学受験をするか迷っているご家庭の受験勉強の入口として
・現時点で受験は考えていないが学校の勉強では飽き足らない子にとってのレベルアップの教材として
【使用可能な時期】
・「割合」の単元が入っているため、5年生の夏以降であれば無理のない時期と言えるでしょう。
・予習的なイメージで使うなら5年生の頭からでも使用可能です。私の実際の指導においても、習っていない単元の問題を自力で解いてもらうことがあります。そのような授業を繰り返していると、塾の勉強についていけなくなっていたような子も塾で学ぶ内容を先取りすることとなり、算数の勉強に余裕ができると算数のみならず全科目のレベルアップにつながります。
・習っていない単元の問題を飛ばしながら使うなら、3年生や4年生でも使用可能です。特に計算の技術は、早いうちにコツを学んでおくのと、コツをつかめないまま自己流に進めるのとでは、正答率やスピード、数というものへの理解の深さなども含め、様々な意味で大きな差が生じます。
※「通常版」は「比」の単元も入ってくるため、5年生の秋以降が無理のないスタート時期になりますが、予習的な使い方であれば5年生の頭からでも使用可能です。また算数がかなり得意な子であれば4年生の秋あたりから使用可能だと思います。
【問題が易しすぎると感じたら】
どの学年の子でも、問題が易しすぎるなと感じたら「通常版」に進んでしまうのも良いでしょう。
問題の難易度のレベルと解説の重要さのレベルは比例するわけではありません。このコンテンツにおいては、易しい問題からでも大きなコツが得られるように解説しております。
しかし、問題が簡単だと解説を丁寧に聞くことができない子も少なくありません。そのような子の場合は、問題のレベルを引き上げて、集中レベルも引き上げた方が中身の濃い勉強メニューになるかと思います。
逆にどんな問題でも解説に集中できるような子であれば、先を急がずにじっくりと進めていくと良いでしょう。
易しい問題の解説の中にも、まだ身につけていないコツや、考えたことがないような方法論が数多く含まれているはずです。
【「ワンポイントアドバイス」について】
この「基本編」は計算問題の解説でも10分程の長さになっているように、解説自体はかなり充実しているものの、やはり問題が非常に易しいため、さらなるプラスになるものをということで収録したのが、「ワンポイントアドバイス」の動画です。
第1回のワンポイントアドバイスは8分ちょっとの長さとなっておりますが、基本的には10分から20分ほどの長さになるかと思います。
ちなみに第1回のワンポイントアドバイスにおいては、
「なぜミスを減らしてほしいのか」
「ミスを単にケアレスミスという言葉でかたづけない」
このようなテーマについて話しております。
私の実際の指導においては、問題の解説だけを話すということはありません。
様々なコツや心構えはもちろん、過去の教え子のことや「人」というものへの理解を深めてもらうような話にも多くの時間を割きます。
算数の技術的な成長だけでなく、精神的な成長、人間的な成長があってこそ大きな伸びにつながります。
この動画教材においてもそんな私の授業の再現度を高めるべく、いろいろな話を収録していこうと考えております。
第1回は心構え的な話が中心になっていますが、第2回以降はより具体的なコツや方法論についても話していく予定です。
なお、第1回の「ワンポイントアドバイス」に関してはこの場で無料でダウンロードしてご視聴いただけるようにいたしました。
お気軽にご利用いただければと思います。
【販売サイトと価格】
通常編と同様、以下のサイトよりご購入いただけます。ご購入された方に勧誘等の行為は一切いたしませんのでご安心ください。
基本編の1回分の価格は2750円(税込)です。
なお、「第1回」に関しましてはここで「ワンポイントアドバイス」を無料公開していることもあり、第1回のみ2200円(税込)で販売いたします。
ご購入の際は「通常版」とお間違えの無いようご注意ください。
【「通常版」との違い】
上述した「ワンポイントアドバイス」の他に、すでに販売している「通常版」とどのような点が異なるのか、4つのポイントについてお伝えしておきます。
①計算問題が多め
難関校の入試問題においては計算問題の出題数が少ないため、また計算問題以外の様々な単元の問題を数多く収録するため、「通常版」に収録した計算問題は厳選したものだけです。
先に進むにつれて計算問題が全く入っていない回が増えていきます。
逆に「基本編」においては計算問題を多めに収録しております。
計算力は中学受験に限らず、これからもずっと必要になるものです。しかし学校でも塾でも個別指導でも、計算の本当のコツはほとんど教えていないように思います。
この授業においては、「一生教わるチャンスがないかもしれないコツ」、「一生役に立つかもしれないようなコツ」について解説しております。
計算力を上げるために単に「ミスに気をつけろ」「しっかり練習しろ」などといったぼんやりとしたことは言いません。
計算力を上げるため、「より速く」「より正確に」解くため、ミスに気づきやすくするため、「数」への理解を深めて応用させることができるようにするため、そういったことを可能にする具体的な策や方法論を紹介しております。
②「割合」の単元もやや多い
「食塩水」や「売買損益」のような単元は基本的な出題も多く、「通常版」に入れるには易しすぎるかなということで収録を見送った問題が数多くあります。
しかし、「割合」はその基本的な発想に馴染むのに時間のかかる子も珍しくありませんので、「基本編」では「割合」の単元の基本問題も多めに収録していく予定です。
③「通常版」のデータ内であまり出てこない過去の教え子の登場が増える
「通常版」「基本編」ともに、過去の私の教え子一人ひとりの問題ごとの出来について、「〇」「△」「×」の印をつけたデータを収録しております。
しかし受験勉強を開始した時期や、私の指導が開始した時期が遅い場合など、「通常版」に収録されているようなレベルの問題を、私の授業内でほとんど解かせていない生徒もおります。
そのような生徒の中には、この「基本編」だとデータに登場する頻度が高くなる子もおります。
「通常版」を紹介している記事でもお伝えしております通り、過去の教え子達の進学先や合格校、どのような塾に通っていたのか(他の集団塾等に全く通っていない子も2割ほどいます)についてもデータに収録されておりますので、ここに出てくる先輩たちの合格校や、受験への臨み方にどこかこのコンテンツをご利用いただくご家庭と重なるものがあれば、良い意味で心が揺さぶられることでしょう。
その刺激が勉強の効果を上げてくれるはずです。
④正答率が高い問題が多い
「基本編」に収録されている問題は「通常編」よりも正答率が高く、解いてみて「×」が多かった場合は不安になってしまうかもしれませんが、そこはあまり気にしなくて大丈夫です。
現時点でその問題ができるのか、できないのかを試すための教材ではありません。
ある問題との出会い、解説との出会い、先輩たちのデータとの出会いを通して新たな刺激を得ること、そしてその刺激をもとに大きく成長していくことがこの教材の大きな目的です。
そもそもここでの正答率は普段皆さんが目にしているであろう塾のテストの正答率とはかなり意味合いが異なります。
塾のテストの場合は、塾に入るタイミングには個人差があるものの、基本的には直近に習った内容が中心であり、全員が同じ時期に実施することになります。
しかし、私の指導の場合は始めるタイミングが異なるのはもちろん、解いてもらう時期が異なります。指導がスタートしていきなりこの練習をしている子もいれば、そうでない子もいます。
特に塾に行っていない子などは、基礎をひと通り教えてからこの練習に入っております。
また取り組んでいる時期に関しては易しい問題であっても入試直前に解いている子も混ざっています。
そういうわけですから、正答率自体は過度に気にせず、一人ひとりの先輩の姿を想像してみてほしいのです。
それぞれがそれぞれにとっての受験勉強をしていました。
開始時期、進めるペース、もともとの力量、算数の得手不得手、目標、塾の有無、他の習い事の有無、この問題をやっているタイミング。
そういったものが皆それぞれ異なる中で同じ問題に取り組んでいたわけです。
そして最後の最後まで成長を続けた上で本番に臨み、それぞれにとっての成果を手に入れてくれました。
言うまでもなく、その裏にはそれぞれのお子さんを支える親御さんの存在があります。
そのような先輩親子の方々の姿を想像し、これから受験に挑む皆さんの姿と重ねていただければと思っております。
そして「刺激」「勇気」「希望」といったポジティブなものが生まれてきてくれれば幸いです。
【「頭が良くなる」「濃い」授業】
この教材内にデータとして登場する私の過去の教え子達は、塾の勉強についていけなくなっていた子が大半だっただけでなく、分数の処理はもちろん、足し算や引き算がおぼつかないようなところから指導がスタートする子も少なくありませんでした。
そして受験へのモチベーションが低い子もいれば、他の習い事などとの兼ね合いで勉強に多くの時間を割けない子もおりましたから、全体の7割くらいの子は一般的な受験生よりも勉強量が少なかったはずです。そのうちの半分くらいの子は圧倒的に少なかったとも言えます。
算数の理解につまずき、長時間の勉強も難しい状況です。
そんな中でもその子達の効率良く力を伸ばせた授業、解法やコツを覚えるのではなく十分に理解しながら身につけることに役立った授業を動画で再現しております。
単なる一般的な解き方の解説ではなく、「頭」・「目」・「手」・「心」の動かし方のコツを言語化している授業です。
端的に言えば「頭が良くなる授業」です。
私の授業を受けた場合、「解法をマスターするから解けるようになる」のではなく、「頭が良くなるから解けるようになってしまう」という現象が起きやすくなります。
基本的に私の指導においては宿題も極めて少ない量しか出しません。
生徒のモチベーションや状況によってその量や内容は変えていきますが、その日の授業で扱った問題を見直すくらいの宿題しか出さないことも珍しくありません。
それでも大きく力が伸びます。
それだけ授業の内容が「濃い」ということです。
「濃い」授業だから少ない問題数しか解いていなくても深く理解が進むし、強く頭に残るのでしょう。
1回の授業でも、1問の解説でも着実にレベルアップしていくわけです。
私から見れば、多くのお子さんの勉強の「量」は十分に足りているように思います。
特に塾に通われているお子さんは、すでに十分すぎるくらいの反復練習をしているはずです。
何事も「量」と「質」の両輪がそろうことによって大きく前進します。
勉強の「質」、理解の「質」を変えることで、これまでとは違った伸び方を体感してほしいと思っております。
また塾に通っていない子、塾に通っていても「量」がこなせない子は、先に「質」を上げることで「量」をこなしやすくもなります。
「より速く」解くコツも解説に含まれていますし、また十分な理解が伴っていればこそ、自ずと勉強の「量」も増やしやすくなるわけです。
この中学受験が皆さんそれぞれにとって最高の受験になるよう、また最高の成長機会となるよう願っております。