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近況報告【中学入試から3ヶ月】

早いもので中学入試終了から3ヶ月が経ちました。

その間ブログを更新することもありませんでしたが、それは入試直前期をはるかに上回る忙しさだったからです。

忙しさといっても時間的に忙しいというよりは精神的に忙しいといった感じで。

先の入試は、個人的には初めてのオンライン指導での生徒も含めた中学入試だったため、それまでとは違う疲労感もあり、中学入試の後はいろいろと立て直す時間が欲しかったというのが正直なところでした。

その時間があれば、受験対策終了直後にも記事をいくつか投稿していたことでしょう。

しかし、昨年の段階から2月スタートの指導をお待ちいただいていた方が数多くいらっしゃったため、そのご期待に応えるべく新年度は2月2日から動き始めました。


それから3ヶ月の間に、新たな生徒の指導開始、新たなご家庭に対するカウンセリング、別講師によるオンライン指導の準備といったものがひっきりなしに続くこととなりました。

新たな生徒の指導といっても、私の場合は毎年同じ科目を指導するわけではなく、「科目」「学年」「レベル」「進度」「志望校に合わせた指導の方向性」「ご家庭の受験に対する姿勢」といったものがそれぞれ異なります。

また、個別指導ですから「生徒の性格」や「思考回路」も見抜いた上で指導をする必要があるため、授業以外の時間に各生徒の指導内容について考える時間、準備する時間が膨大なものとなります。

その上、2月3月は大学入試対策も残っていたため、頭の中が常にフル回転状態で、落ち着くことのない日々を送っていました。


昨年の秋、新たな形での指導を始めてからというもの、この半年は休むことなく一気に駆け抜けた感があります。

それと同時に私自身、本当に大きな経験値を得ることができました。

今年度私が指導する枠は早々に埋まってしまったのですが、そのおかげで私以外の講師が行なうオンライン指導も予定より早くスタートさせることにつながりました。その詳細についてはまた別の記事等でお伝えできればと思います。


受験指導に関しては全員が最良の結果になったわけではありませんが、「第一志望の学校に合格したから頑張った」「第三志望の学校に進学するから頑張ってなかった」、そのような基準で生徒達の結果を捉えていません。生徒達は皆、受験を通して大きな変化を遂げてくれました。

昨年度の中学受験指導において、生徒達が次のステージに進むための指導、この先才能を開花させるための指導ができたことは間違いないでしょう。

受験を通してそのような指導をすることが、指導者としての私の大きな務めだと思っています。

生徒達にはこの受験で得たものが何なのかという「気づき」と、受験生としてやるべき全てのことをやり遂げたのだという「自信」を与えることができました。

そして今後のさらなる成長につなげるための「課題」も与えることができました。

「課題」に関しては、受験の結果があまり良くなかった生徒の方が重く受け止めてくれるのではないかと思います。そうすることによって、中学受験がうまくいった人を上回る力を身につけてくれるのではないかと期待しています。


先行き不透明な時代ですが、どんな学校に行くことになろうと、どんな世の中であろうと、自分の力を伸ばし続けた人がより良い人生を送っていくことにつながることは明白です。

そして中学受験を通して自分の力を磨き上げる術を手に入れた子が、周りの人も救うことができるような力と心を育んでくれることを期待したいところです。もちろんそれが世の中をより良いものにしてくれるはずです。

私自身もより多くの方の役に立てるようにとは思っていますが、まだまだ大きなことができるわけでもなく、周りの人に対して力を注ぐということの方が優先順位は高いものとなっています。

ただ、大きなことはできなくても周りの人を大切にする、そんな心を持つ人が増えていってくれれば、未来はより明るいものとなるでしょう。少なくとも教育に携わる人間ががそのような姿勢で子供達を指導していくことで、子供達の目に映る景色が変わってくるのではないかと思います。


子供達に対する良い意味での刺激、「気づき」を与えるのが指導者の役目ですが、今年度の指導が始まってから、私自身も様々な新たな「気づき」がありました。

今年度受け持つ生徒達の指導もそれぞれの生徒にすべき指導の方向性が定まり、少し落ち着いてきたところですので、またこちらで記事をちょこちょこと書いていこうと思います。

気づいたこと、考えたことを書き溜めているメモは日々増え続けてます。それはもうどうしようもないくらいに。笑

私が気づいたこと、親御さんが気づいた方が良いであろうこと、お子さんに気づかせたいこと、そのようなことを様々な形の記事の中でお伝えしていければと思います。

遅いご挨拶になりますが、今年度もよろしくお願いいたします。







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