足立区西保木間地域の「じんがんなわ」
「じんがんなわ」の伝説
今から500年程昔、大乗院(西保木間二丁目)にあった薬師堂に
一匹の白蛇が住みつくようになりました。
その美しい姿に村の人々は「薬師如来の使いに違いない」と、
この白蛇を崇め大切にするようになりました。
しかし、その後戦乱により
薬師堂が焼き討ちに遭い、大切にされてきた
白蛇もいなくなってしまったのです。
やがて大門(保木間二丁目地域)の人々を
疫病や飢饉が襲いました。
人々は白蛇の代わりに稲藁を持ち寄って
大蛇を作り、樹上に祀るようになりました。
すると疫病や飢饉はおさまり
大門は平安息災となったのです。
こうして、「じんがんなわ」が始まったと伝わっています。