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【座り続ける現代社会】

こんにちは!
柔道整復師の小森崚司です。

今日は、座る時間が長いと、筋肉や骨格にどのような現象が起こるのかを、僕の経験を踏まえて話をしていきたいと思います。
※今回のコロナの自粛期間、家で過ごされている方がほとんどだったと思うのですが、緊急事態宣言解除後のお客さんの身体の状態はほぼ全員、今日お伝えする状態になってました!

●結論
座っている時間が長いと、
①お尻の筋肉(大臀筋、大腿筋膜張筋)の動きが悪くなり
②股関節の奥の筋肉(腸腰筋)硬まり
③もも裏の筋肉(ハムストリングス)縮まり
④骨盤を構成する3つの骨のうち、左右の骨が外側に広がっている状態
になることにより、様々な症状が引き起こされておりました。(※詳しい症状は下記参照)
この、4つの要素に対するケアをすることで、症状は緩和されます。(実際にケアされている方は症状が無症状〜軽度でした)

詳細は下記を参照してください。

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■座っている時間が長いと使われる筋肉
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まずは、座っていると使われる主要な筋肉は以下の通りです。
①大腿筋膜張筋(腰骨横やや下の筋肉)

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②大臀筋(お尻の筋肉)

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③腸腰筋(股関節の奥から腰の背骨の前につく筋肉)

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細かくいうともっとあるのですが、大きい筋肉をケアしていくと、一緒に改善されやすいので無視します。

この3つの筋肉は、普段座っていることが多い、事務や運転、その他座って仕事をされている方は、ほぼ全員と言っていいほど硬くなります。(僕の経験上)

ここの筋肉が硬くなると、骨格にどのような影響が起きやすくなってくるかを次で説明します。


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■座るときに使う筋肉が硬くなると。。
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先ほどの①〜③の筋肉が硬くなると、悪影響を及ぼす骨格は
・骨盤(主に寛骨と呼ばれる、左右の骨)
・腰椎(背骨の下の方)

この2つです。
寛骨はいろんな方向に動きますが、長時間座っていると青の矢印の方向に動き固まります。(真ん中の骨から遠ざかるような動き)

寛骨



腰椎は骨盤から数えて下から5個までが腰椎と呼ばれる骨で、先ほどの③腸腰筋が硬くなることで青の矢印の方向に引っ張られ、腰椎が固まってきます。

画像2


このように骨格の動きが制限されてくると、以下のような症状を訴える人が多いです。
「腰が伸びない」
「首を寝違えた」
「腰が痛くなった」
「眠りが浅くなった」
「背中が痛い」
「息苦しい」
などなど。。。

これらの症状は、先ほどお伝えした筋肉の緊張と骨格の動きの制限により引き起こされます。

基本的に、ストレッチでケアできますので、どこをストレッチしたらいいかお伝えしますね。

症状がない人でも、座る時間の長い人はストレッチをすると、ゆがみ解消になりますので、是非やってみてください。

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■ストレッチでケアをする
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座っていることでかかる負担は、筋肉の柔軟性が保たれれば、骨格の動きの制限も起こりにくくなり、症状が改善されやすくなります。

ストレッチする筋肉は、上記で紹介させていただいた
①大腿筋膜張筋
②大臀筋
③腸腰筋
ここにもう一つ、座ることで④もも裏の筋肉(ハムストリングス)が縮こまってしまうため、この筋肉もストレッチをしてください。


ストレッチの内容は、オンラインサロンで紹介しますが、Youtubeでも「筋肉の名前 ストレッチ」で検索すると、いっぱいあるのでご自身に合うものを選んでみてください。

※効果的なストレッチは
時間:1回30秒(文献上、この時間が一番効率がいい)
回数:気づいたら小まめにやる(1時間みっちりやってもいいですが、小まめにやったほうが効果は高いです。)
そんなに症状が辛くない方であれば、一週間で身体の変化は現れ始め、二週間で症状は軽快してくると思います。

変わらない人は、ストレッチでしっかりと筋肉が伸ばせていないか、骨格の制限が強すぎている可能性がありますので、一度専門家にみてもらうことをお勧めします。

それでは今日も良い1日をお過ごしください。

タイトル画像提供
StartupStockPhotosによるPixabayからの画像 

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