![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/156029109/rectangle_large_type_2_0a9863fe1c9cdde90441cf7a62aa0c88.png?width=1200)
糖と脂が気になるアナタへ ビタミンB2リボフラビンの話
こんにちは☀
前回に続き、今回はビタミンB群の「ビタミンB2」について
糖の代謝にめっちゃ有用で
甘党と炭水化物好きな人に読んでもらいたい
ビタミンB1については
コチラから👇
まず先に誤解を招かぬようお伝えしておきたいのが、
ビタミンB群は互いに協力して働くのでビタミンB2だけめっちゃ摂っても真の恩恵は見込めません。
そんなビタミンB2含むビタミンB群は全部で8種類。
ビタミンB1(チアミン)
働き: 糖質をエネルギーに変えるのを助け、神経や筋肉の機能をサポートします。
ビタミンB2(リボフラビン)
働き: エネルギー生成に関わり、皮膚や粘膜の健康を保つのに役立ちます。
ビタミンB3(ナイアシン)
働き: 食べ物をエネルギーに変えるのを助け、皮膚の健康や神経機能を維持します。
ビタミンB5(パントテン酸)
働き: エネルギー代謝に関与し、ホルモンやコレステロールの合成を助けます。
ビタミンB6(ピリドキシン)
働き: タンパク質の代謝を助け、脳機能や免疫システムをサポートします。
ビタミンB7(ビオチン)
働き: 炭水化物や脂肪、タンパク質の代謝を助け、皮膚や髪、爪の健康を維持します。
ビタミンB9(葉酸)
働き: DNAの合成や修復に関与し、赤血球の生成を助けます。特に妊娠中の女性にとって重要です。
ビタミンB12(コバラミン)
働き: 赤血球の形成を助け、神経機能をサポートします。また、DNA合成にも関与します。
ビタミンB群に限らず、
栄養全般に言えることでもありますが
『バランス良く
自分にとって必要な量を
しっかり摂取&吸収』
これが肝。
ですのでいろんな栄養をくまなく摂取するよう心がけてくださいね〜。
ビタミンB2の主な働きと役割
エネルギー代謝のサポート
ビタミンB2は、糖質、脂質、タンパク質をエネルギーに変える過程で重要な役割を果たしています。
抗酸化作用のサポート
ビタミンB2は、抗酸化酵素の働きを助ける役割があります。これにより、細胞が活性酸素によって損傷を受けるのを防いでくれます。
皮膚や粘膜の健康維持
皮膚や粘膜の健康を保つためにも重要な役割を担っています。
不足すると、口角炎や舌炎、口内炎など、皮膚や粘膜のトラブルが発生しやすくなります。
目の健康維持
目もむき出しの粘膜なので3ともかぶる部分ではありますが、書いときます。特に、目の角膜や結膜の健康を維持し、視力を保つのに必要で、不足すると、光に対する過敏症やかすみ目などの視覚障害や症状が起こる可能性があります。
成長と発達の促進
ビタミンB2は、細胞の成長と修復に関わるため、特に成長期の子どもや妊婦にとって重要です。細胞の新陳代謝をサポートし、正常な発育を促します。
ホルモンの代謝サポート
ビタミンB2は、副腎でのホルモンの生成と代謝にも関与しています。これには、ストレスに対抗するためのホルモン(コルチゾールなど)の生成が含まれ、体のストレス反応を正常に機能させるサポートをしてくれます。
ヘモグロビン生成のサポート
ビタミンB2は、赤血球のヘモグロビン生成を助ける役割もあります。ヘモグロビンは、酸素を全身に運ぶために必要な成分ですので不足すると貧血や気力低下に繋がります。
このようにビタミンB2は、エネルギー代謝、抗酸化作用、皮膚や粘膜の健康維持、目の健康、成長と発達、ホルモンの代謝、そしてヘモグロビン生成など、体のさまざまな重要な機能を数多く担っています。
このため、ビタミンB2が不足すると、多くの健康問題が発生する可能性があります。
ビタミンB2欠乏症は、体内でビタミンB2(リボフラビン)が不足することで起こるさまざまな健康問題のことを指します。
先述したようなビタミンB2は、エネルギーの生成や皮膚、目、口の健康を保つために重要な役割を果たしているため、欠乏するといくつかの症状が現れることがあります。
ビタミンB2欠乏症の主な症状
口や喉の問題
口の端が切れる「口角炎」や、口の中や舌に炎症が起きる「舌炎」、口内炎がよく見られます。また、喉が痛くなったり、声がかすれることもあります。
皮膚のトラブル
皮膚が乾燥したり、かゆみが出たりすることがあります。また、肌が赤くなったり、脂っぽくなることもあります。
目の異常
目が充血したり、光に対して敏感になったり、かすんで見えたりすることがあります。視力が落ちることもあります。
疲れやすさ、だるさ
ビタミンB2はエネルギーを作るのに重要なので、これが不足すると、体が疲れやすくなったり、だるさを感じることがあります。
貧血のリスク
ビタミンB2は、体が赤血球を作るのを助けるため、不足すると貧血のリスクが高まることがあります。貧血になると、酸素がうまく体に行き渡らず、さらに疲れやすくなります。
ビタミンB2欠乏症の原因
栄養不足: バランスの悪い食事が続くと、ビタミンB2が不足しやすくなります。特に、ビタミンB2を多く含む食品(例えば、卵、乳製品、緑黄色野菜、レバーなど)をあまり食べない場合は当然、欠乏が起こりやすいです。
消化器系の問題: 意外と見落とされがちですが腸の病気や状態不良などで、体がビタミンB2をうまく吸収できない場合も、たくさん食べているのに欠乏することがあります。
過剰なアルコール摂取: アルコールをたくさん飲むと、ビタミンB2が体から排出されやすくなってしまうためこれもまた不足する原因になります。
さいごに
多くの役割を担っているビタミンB2。
ビタミンB1同様、糖質の代謝も助けてくれ、さらには脂質とタンパク質の代謝も助けてくれるので、「代謝を上げたい!!」「若々しくいたい」と思われてる方にはマストの栄養素ではないでしょうか?
代謝が気になる人はこちらの記事も読んでみてくださいね☺
また別の記事でお会いしましょう!
おまけ
ビタミンB2は別名「リボフラビン」
「リボ」はリボースといって糖に似た部分を持っていることを意味しているよ。リボ払いのリボとは全然違うからお間違えのないように。
「フラビン」は、ラテン語で「黄色」を意味している。
ビタミン剤飲むといつもよりおしっこ黄色くなるアレだね。
つまり、「リボフラビン」という名前は、「リボースに似た部分を持った黄色い物質」という意味になるわけです。
なんでも昔はビタミンGって呼ばれてた頃もあるみたい。
ちなみに食物繊維をしっかり摂ると腸内細菌がリボフラビンを合成してくれますので覚えておいてね♪