陰の冬の乗り切り方
東洋医学では、すべてのものは陰と陽に分けられる、と説いています。
四季折々にも陰・陽があり、夏は陽、冬は陰です。
太陽ギラギラの夏は陽、
どんよりして寒い冬は陰・・・イメージしやすいですね。
男は陽、女は陰です。
うーん・・人それぞれだと思うけど・・って思うのは性格の話で体質的にはそうなのです。
すべての食材も陰と陽に分類できます。
例外はありますが、
暖かい気候の地域で採れるものは、陰、
寒い気候の地域で採れるものは、陽ですね。
で、東洋医学では、私たちの身体が陰か陽のどちらかに偏りすぎたときに病気になると説いています。健康な体の状態を維持し、元気でいるためには、中庸であることが大事なのです。
陰の冬には、陽をものを積極的に採り入れるという生活を心がけましょう。
簡単に言えば、陰で寒くて冷えている身体は陽のもので暖かくしましょう、ということです。
寒いから暖まる・・・、
単純に、厚着をするとか、エアコンの温度を上げるとか、ストーブにあたるとか、コタツに入る・・・もそうですが、合わせて身体の内部から温めなくてはいけません。
それは、陽の食材を食べることです。カラダを温める食材ということですね。
代表格はショウガ。その他、にんにく、長ネギなど
野菜と果物、キノコ類は、多くは陰の食材で、身体を冷やします。
生野菜サラダやフルーツは健康食っぽいイメージですが
身体は冷えるので冬は控えましょう。
コタツに入ってミカンは、寒さに負けないビタミンCの補給という意味では正解なのですが、身体の中は温まらないということですね。
でも、陰の食材を陽に変える方法があります。
それは、加熱することです。
焼く、茹でる、煮る・・・など熱を加えることで陽に変化します。
白菜漬けや大根おろしは体を冷やしますが、
アツアツの鍋料理に入れれば、野菜類も陽に変わって、身体を温めてくれるというわけです。
陰のエネルギーは下に降り、陽のエネルギーは上昇します。
つまり身体の中では、足は冷え、頭の方には熱がこもりやすいのです。
だからこそ気をつけて中庸であるように、
冷たい足は温め、頭は冷やすようにしましょう、というのが
昔から言われる「頭寒足熱」という言葉の意味です。
男性は陽、女性は陰です。
つまり、もともと冷えやすい体質の女性の足元は
もっともっと冷えやすいというわけです。
女性の皆様、ほんと、冬は特に足を温めてくださいね。
男性の皆様は暖房の効きすぎでノボセないようにしてくださいね。
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