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音楽 / 今月のお気に入り 2022年1月

年末は何だかんだバタバタしたので、約2か月ぶりの更新。
様々な方がnoteで2021年のベストアルバムを書いて下さっていたので、それを読んで新たなアルバムとの出会いもあり、最近は色々と聴いている。

1.Parannoul - Beautiful World
半年前位にSpotifyで偶然耳にして気になっていたアーティストだが、2022年ベストアルバムに入れている方を複数見たのをきっかけに、あらためてアルバムを通して聴いてみた。結論、やっぱりこれ良い。括りとしてはシューゲイザーとなるだろうが、この独特の暗さはかなり個性的であり話題になるのも当然か。

2.Agent blå - (Don't) Talk to Strangers
このアーティストはnoteで下の記事を読んで知った。

スウェーデンから2017年にデビューしたシューゲイザーバンドだが、ドリーミーな雰囲気ながら疾走する曲が多くて結構ツボに入った。

3.NECRONOMIDOL - TUPILAQ
Spotifyを流し聞きしていたら、たまたま流れてきて耳に止まったこの曲。
Voはそんなに上手くないアイドル声なのに、曲はゴシック風でクオリティが高いし、ロゴもあからさまにデス/ブラックメタルなので、一聴してすぐに気になった。調べてみると2014年に結成されており結構歴史の長いアイドルユニット、Youtubeでライブ動画を見るとマイナーアイドル臭さをどうしても感じてしまうが、2021年に出た最新アルバムは自分好みの良い曲がいくつも入っており(多分プロデューサーがこの手の曲好きなのだろう)、もう少し売れてほしいところ。

4.NECRONOMIODL - cassailda
こちらは意図的に80年代を感じさせるシンセ & 打ち込みDrで構成されているゴシック風味の曲、Voメロディはアイドルっぽさがあってそれがまた良い。

5.Sisters of Mercy - Walk Away
NECRONOMIODLを聴いていたらSisters of Mercyを想起される曲がいくつかあって、久々に彼らの1stも聴きたくなった。この曲はやはり名曲だ。

6.Lordi - Borderline
こちらの記事を読んで、Lordiのニューアルバムに興味を引かれた。

サブスク配信でもいくつかのアルバムが公開され始めているので聴いてみたが、個人的にはこのアルバムが一番ツボにはまった。いかにも80年代後半といった雰囲気が絶妙に再現されているのだが、北欧アーティスト特有の哀愁のメロディが非常にこの雰囲気と合っている。キーボードのセンスも良い。

7.Bokassa - So Long, Idiots!
雑誌ヘドバンのアルバムレビューで見かけて聴いてみたらハマったバンド。色々な要素がごった煮された感じのハードロックなのだが、その混ぜ方のセンスが良い。Oi!パンクみたいな野太いコーラスも好き。

8.花冷え。- 令和マッチング世代
このバンドもヘドバンを読んで知った。アルバムジャケットのイメージとは全く異なるハードなミクスチャーサウンド。曲のクオリティが高いし、シャウトとラップを巧みに使い分けるVoの力量も凄い。

9.花冷え。- Want to TIE-UP
このアルバムの中では異色の雰囲気があるメロディ重視の曲だが、それがまた良い曲なんで引き出しの広さを感じさせる。まだまだこの先が期待できそう。

10.Savage - Let It Loose
Metallicaのブラックアルバム30周年の記事を読んでいたら、ふとこのアルバムを思い出して久々に聴いてみた(昔MetallicaがカバーしていたNWOBHM期のバンド)。
今の耳で聴いてもリフが良いし、予算がないからであろうジャリジャリとしたノイズっぽいGtの音がかえって楽曲の格好良さに繋がっている。

11.Lard - Forkboy
この曲もヘドバンでOutrageのインタビューに上がっていたので聴いてみた。Lardの存在は知っていたが、Dead Kennedysでのジェロ・ビアフラのVoがあまり好きでなかったのでこれまで聴いたことがなかった。
しかし、この曲は格好良すぎる。疾走感のあるインダストリアルメタルに狂気じみたVoが入ることで曲の良さが3倍増し位になっている。これぞまさにケミストリー。

12.Bolt Thrower - Powder Burns
11月からBolt ThrowerのMercenaryをずっと聴いている。このアルバム、一聴した印象では地味なのだが、それぞれの曲の粒が揃っており飽きない。この曲も、とにかくリフが格好良い。

13.The War On Drugs - I Don't Live Here Anymore
このバンドも、どなたかが2021年ベストアルバムに上げていて知った。いかにもアメリカのバンドっぽいロックサウンドで派手さはないのだが、メロディが良くて個人的にはかなり好みの音。

14.Mgła - Exercises in Futility I
雑誌ヘドバンのブラックメタル特集で知ったポーランドのバンドの3rdアルバム。物悲しく疾走する慟哭メロディはある意味ベタではあるのだがクオリティが高く、そこに乗っかるVoのシャウトがとにかく格好良い。ラウドミュージックを普段聴いていない人からすればただのシャウトに何の違いがあるのかと思うかもしれないが、このレベルのVoはなかなかいない。Dark Tranquillityのミカエル・スタンネの若い時やThe Crownのヨハン・リンドストランドを思い出した。

15.Hate Forest - Domination
こちらもヘドバンで知ったウクライナのブラックメタルバンドだが、最近のお気に入りでヘビーローテーションしている。
禍々しくも荘厳なリフで疾走する曲の中、野太い声で吠えるVoが最高だ。Drは打ち込みながら、それがまた冷酷な雰囲気が増す効果を上げている。この暗黒感はどこかMorbid Angelを想起させる。
サブスク配信にはアルバムがないようなので、Youtubeのリンクを貼っておく(Osmose Productionsのページなので、おそらく公式)。

ということで、本年も思い出した時にツラツラと書いていきたい。

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