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『不整脈』を正しく知る
当ブログへ訪問していただきありがとうございます。
福岡県で理学療法士をしてますkenkenです*
日々のちょっとした疑問や曖昧なことに、"しっかりと向き合い"皆さんにとって有益な情報発信ができるようにお役にたてればと思います。
はじめに
近年、健康への意識は高まってきており、血圧などの自己管理や自宅に血圧計を常備している方も少なくありません。
しかし、血圧の上と下をチェックする人は多いですが、「脈拍」は意識していますでしょうか。
本日は、そんな脈拍についての基礎と健康との関連についてまとめていきたいと思います。
🔲 脈拍とは
・一定の時間内に心臓が拍動した回数のことで、通常は1分間の回数(bpm)で表現されます。
・心臓が血液を送り出す際には、動脈にその収縮運動を示す脈拍が現れます。
・基準値は1分間に約60〜100回と言われています。
🔲 脈拍の加齢変化
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年を重ねるにつれ徐々に減っていき、65歳以上になると60~70回/分になります。
🔲 不整脈とは
心臓のリズム(約60〜100回)が正常でない状態を指します。
不整脈は大きく分けて、以下3つのタイプがあります。
1.脈が遅くなるタイプ(徐脈)
2.脈が速くなるタイプ(頻脈)
3.脈がとぶタイプ(期外収縮)
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🔲 不整脈の種類
1.脈が遅くなるタイプ(徐脈)
・拍動のリズムがゆっくりで、拍動の間があいたりして、1分間に50以下になるものです。
・症状としてはめまいや、ふらつき、だるさ、倦怠感といったものが現れることが多いです。場合によっては失神を認め、治療は薬というよりはペースメーカー植え込みが一般的です。
2.脈が速くなるタイプ(頻脈)
・心臓の拍動が異常に速くなるもので、常時脈拍が100以上となります。
・精神的な緊張や運動時に速くなりますが、安静時の頻脈が続く際には医療機関の受診をご検討ください。
3.脈がとぶタイプ(期外収縮)
・不整脈では最も多く、健康な人にもみられるもので、ほとんどが治療不要です。
・しかし、薬物療法などの治療が必要な場合もあります。心電図検査で判定します。
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🔲 不整脈のリスク要因
・高血圧、高コレステロール、喫煙、過剰なストレス、過剰なアルコール摂取などがあります。
・また、過剰なカフェイン摂取や過度の運動も不整脈を引き起こす可能性があります。
・不整脈は重篤な合併症を引き起こす可能性があるため、早期発見と適切な治療が重要です。自身の健康管理に気を配り、定期的な医師の診察を受けることで、不整脈のリスクを軽減することができます。
🔲 不整脈の簡単な見方
心臓の鼓動が不規則であることや、胸部不快感、息切れ、めまいなどの症状が現れることがあります。不整脈を疑った場合は、早めに医師に相談することが重要です。
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不整脈を自分で計測する際には、手首や首の動脈を触って心拍数を数える方法が一般的です。
正確な心拍数を測定するためには、以下の手順を参考にしてください。
1. 静かな環境でリラックスして座ります。
2. 指先を使って手首の内側にある動脈(橈骨動脈)を探し、軽く触れます。
3. 指先を使って動脈の鼓動を感じ、心拍数を数えます。数える際は、15秒間の鼓動数を数えた後に4倍して1分間の心拍数を計算します。
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自己計測は一般的な目安として利用できますが、症状が続く場合や不安を感じる場合は、専門家の意見を仰ぐことが重要です。
健康増進の観点からは、バランスの取れた食事、適度な運動、ストレス管理、禁煙、適切な睡眠などが重要です。
以上、「不整脈を正しく知る」のテーマでまとめてみました。
定期的な健康診断や生活習慣の見直しも不整脈の予防に役立ちます。
皆さんの日常生活に少しでもお役にたてたら光栄です🦥🍃
最後までご覧になっていただきありがとうございます^ ^