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【一般向け】理学療法士と作業療法士の違い
当ブログへ訪問していただきありがとうございます。
福岡県で理学療法士をしてますkenkenです*
日々のちょっとした疑問や曖昧なことに、"しっかりと向き合い"皆さんにとって有益な情報発信ができるようにお役にたてればと思います。
はじめに
入院や病院に通われたことがある方は、すでに
ご存知かもしれませんが、一般の方からするとリハビリの人というのはすべて同じ認識ではないでしょうか。
本日は、よく混同されやすい理学療法士と作業療法士の違いについてまとめていきたいと思います。
🔲 結論
理学療法士は身体機能の回復を主な目的とし、運動療法やリハビリテーションを行います。
一方、作業療法士は日常生活の動作や活動を通じて患者の生活の質を向上させることを目指します。
🔲 理学療法士と作業療法士の違い
➖ 理学療法士
病気やケガで思いどおりに身体が動かせない人に対して、運動療法や物理療法を用いてリハビリを行う専門職です。
主に「寝返り」「座る」「立つ」「歩く」などの基本的動作能力の回復を図ることを目的にしており、マッサージやストレッチ・筋力増強運動などの運動療法や温熱・電気治療などの物理療法を行います。
メリットは高齢化社会に伴う需要増加や専門性が挙げられます。一方、身体的負担や業務の多様性の少なさがデメリットとして挙げられます。
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➖ 作業療法士
「食べる」「顔を洗う」「着替える」「トイレで用をたす」「お風呂で身体を洗う」などの応用的動作能力や、仕事や趣味・地域活動への参加など社会適応能力の維持と改善を図る専門職です。
メリットは多様なアプローチや幅広い職場環境がありますが、成果が見えにくいことや感情的な負担がデメリットとして挙げられます。
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🔲 卒後の年収
・就職後の年収は、PTやOTとして働く場合、初任給は約300万円から400万円程度と言われています。
・経験を積んでいくと、年収は徐々に増加し、5年目や10年目などで500万円以上になることもあります。
・また、独立して開業する場合や管理職になると、さらに高い年収を得ることができる可能性もあります。
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※これらの数字はあくまで一般的な目安であり、実際の年収や増加幅は個人の能力や経験、働く環境などによって異なります。
🔲 今後の将来性
将来性としては、リハビリテーションの需要が増加しており、理学療法士・作業療法士はともにAIに奪われにくい職種と言われています。
AIやロボットによる自動化が難しい職種には、創造的な思考が必要でマニュアルどおりの対応が困難という特徴があります。
転職や希望職種を考える際には、自分のアプローチや環境に合った職種を選ぶことが重要です。自分に合った選択をすることで、充実したキャリアを築くことができます。
🔲 資格取得までの流れ
STEP.1 高校卒業
理学療法士または作業療法士の養成学校(大学・短大・専門学校)に通うには高卒資格が必要です。高校を卒業していない場合は、高卒認定試験に合格しなくてはいけません。
↓
STEP.2 養成校へ進学
養成校にて規定のカリキュラムを修める必要があります。
↓
STEP.3 養成校を卒業又は卒業見込み
養成校を卒業した方のみ受験資格が与えられます。 養成校では理学療法学や作業療法学を専攻し、解剖、運動、生理から高次脳機能、統計など様々な科目を学びます。
↓
STEP. 学位を取得し、国家試験を受験します。
↓
STEP.5 合格
合格通知が届きましたら、免許の申請を行います。
※学費は、大学での学費や生活費は地域や大学によって異なりますが、数百万円から数千万円かかることが一般的です。
おわりに
以上、本日はよく間違われやすいリハビリ職種である理学療法士と作業療法士の違いについて簡単にまとめてみました。
皆さんの日常生活に少しでもお役にたてたら光栄です🦥🍃
最後までご覧になっていただきありがとうございます^ ^