僕が競争を嫌う理由を、渋沢栄一が教えてくれた。
昔から競争や、順位をつけることが大嫌いだ。
元々は、負けてばかりで悔しいから。という理由が、大部分を占めてたのかもしれませんが。
負ける、負けないを抜きに、なぜ競争を嫌うのか。
しっかりした説明をできなかった。
そんなときに何気なく見た、『中田敦彦のYouTube大学』の論語と算盤編。
渋沢栄一が常識人とはどんな人か。を定義付けした言葉がすごいハマった感覚を得ました。
常識人とは、「知、情、意」を備えた者だと定義した。
知は知恵、情は情愛、意は意志。
すべてをバランスよく持っていないと、常識人とは呼べない。
意志だけで知恵がなければ、何も行動を起こせない。
知恵ばかりで情愛がなければ、自分の利益のために他人を蹴落とす危険がある。
情愛に偏ると、感情に流されやすくなるので、意志でコントロールをしなければいけない。
競争や順位付けの中で生きるのは、自分を大事にして、他人を蹴落とそうとする人がいる。
絶対に手段を選ばない人間は現れ、ルールを守る者が泣くようなことになりかねない。
だから僕は競争が嫌いなんだ。
そして、知情意はなんとよくできた教えなのだろう。と、渋沢さんへのリスペクトと、儒教への感謝が湧きました。
中国の政治に大きく役立った儒教。
それが日本に伝来し、さらにビジネスに転用をして活かした渋沢栄一。
一万円札の顔になる人を、もっと学んでいかなくてはいけないですね。