はじめての海外ボランティア 6. 〔Asia - 海外編〕
手書きの日記から引用掲載 2007年8月7日 16:17付 上空
刻々と日本に近づいている。
夢のような世界ももうおわりやなー。
帰ってから今回の旅で得たものを整理して、まわりに放出していかなければ。
1回きりかもしれないと思う反面、どこかまたこれる気がして
子どもに来年また来るよって言ってしまう自分がいた。
不思議な国だった。
そして人も不思議。
雲がめちゃくちゃきれい。
いつも見ている雲を上から見ている。
なんか物事を違った視点から見ることってめっちゃ面白くて、大事なことなんだろうなと思った。
国が違うって面白い。
国が関わると一緒にいたメンバーも変わる。
いろんな魔法があの国にはある。
やっぱり子どもが好き。
日本の子どももやけど、フィリピンの子どもも好きだ。
人と話すのが好き。
団体行動のすばらしさが好き。
ダンスが好き。
あの国には好きっていう感情を生み出す幸せがたくさん散らばってた。
なんでもありな国。
リゾート地もあれば、スラムもある。
水洗いもあればないトイレもある。
あの国は僕らに適応力を養わせ、
心から焦りというものを浄化してくれるものがたくさんあった。
17万払って、また自分の金で来たいと思えた。
シキホールでお祈りもできた。
海と向き合って、満点の星の下で、親族に今の自分があるという感謝の気持ちを祈れた。
もっとactiveになろう。
そう思った。
家族の中でも、
日本の中ででも、
世界を相手にしても、
やれるだけやってみよーと、またエンジンがあちこちで自分の中でかかっている。
すべてのものにblessing.
Count your blessings.
手書きの日記から引用掲載 2007年8月7日 16:17付 上空
〜 追記 〜
はじめての海外ボランティア、
はじめての東南アジアの地となったフィリピン。
10代の最後の夏、
10日間にわたる家の建設作業をとおして、
たくさんの幸せと矛盾を感じながら無事に帰国。
フィリピン到着2日目(2007年7月31日)の夜の日記のとおり、
" 貧困って何か? "
" 自分に何ができる? "
" 運やん、スタートは全て。"
と。
問や葛藤を、滞在中に抱きながらも、大学生活に戻る。
帰国後は3週間、便秘・下痢の繰り返しに心身ともにさいなまれるが、
この19歳でのフィリピンでの海外ボランティア以降、
海外での滞在中・そして帰国後、一切の体調不良無し。
Asia - 海外編. はじめての海外ボランティア1〜6. 完.
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