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徹夜明けの徹夜は迎え酒の様なもの。
「て」から始まるあるあるカルタ
徹夜明けのその日のうちに徹夜が確定した日は・・・
しんどいのに何故かやる気が出てる。
体は悲鳴を上げているのに眠いのに寝たいのに・・・w
お酒が好きな人に聞いたら「迎え酒の様なものやで」と謎の言葉を頂いた。
私はお酒が弱いのであまりピンとこない話だがなんかその様な事を聞いて納得した当時だった。
まあ徹夜明けの別の担当者から「これ、明日の朝までなんとかして・・・」とデザインの話を持ってくる。当然断れないのだが、それが終われば確実に寝れるという目標に向かって、なぜかその境遇に満足しながら若いうちの苦労は買ってでもシロ!と自分にムチを振るう。
やっぱ自分はドMなんだろうな〜って思う瞬間であった。
そういう時は大体デザインハイな状態。
なんか知らないけど変なハイ状態で仕事をする。
何故か寝ないで頑張れる。なんか頑張ってる自分に酔っている。
不思議とデザインのアイデアが降りてくる。自分の頭の中のデザインの引き出しが整理整頓された状態で出来る。
その時、自分が「デキる人」と勘違いする。まあその様な時間は1日と持たない。そう、貫徹の状態で私は2日が限界である。3日目を迎えた時は流石にモニタに頭をぶつけて目が覚めて一生懸命コマンドSコマンドSとキーボードを叩きつける。あかん、限界。
机で2時間ほど仮眠。
そんな話をすると結構な感じで「私寝なくて大丈夫やで、最高4日で30分の仮眠で仕事してたわー」ってマウントを取ってくる。
いや、そんな自慢話しはいらない。寝させてw
ってな感じできつい仕事に喜びを持っていた。
明日は生きてるかな?
今考えたらぞっとする話だ・・・
今の御時世そんな事は国が許してくれない。
会社に圧力がかかるのだ。
しかし個人事業主は勝手に徹夜仕事をする。
なんせ、タイムカードが無いのでいつ休んでもいつ仕事しても自由。
そんなぬるま湯に使っている今フリーになった現在、あのタイムカード制のリーマンデザイナーには二度と戻れない。
メリットもあればデメリットもある。
デメリットは自分が倒れた時は仕事の穴を埋めるべく他の人に仕事が引き継がれて何事もなかったように事は進んでいく。
自由なフリーランスのデザイナーはそれが出来ない。
倒れたら一環の終わりなのだ。
徹夜作業で次の日が使いモノにならない程度なら営業もディレクターも甘い目で見てくれる。しかし、徹夜作業で人体に蓄積した疲れはいずれ爆発する。時間があればその疲れ、ストレスも発散できるが、忙しい時が果てしなく続けばいずれは・・・
私の場合は脳内出血という結果で仕事が無くなるという最悪の結果になった。徹夜はかっこいい時代はもう今は無いのだ。
底辺デザイナーはどうすることも出来ないのだ。
ただでさえ昔と違ってデザイン料もかなり価格破壊がおこり、底辺がまだ見えない。まだまだ下がり続けている。自分の身体の身を粉にする仕事はどうかと思う。まあ勝ち組デザイナーにはその苦労すら理解できないと思うが・・・
そんなわけで・・・今日も仕事頑張るか・・・笑
昔が懐かしいが、今はデザインの新時代。
来年はどうしてるかな?