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実質休みなしの日々はやはり無理があった

AIエンジニアとして働きながら個人開発も行っている私は、ここ数年、休みの少ない日々を過ごしてきました。平日は本業のプロジェクトに取り組み、土日や夜間は個人開発や勉強に時間を割く生活です。「忙しさは成長の糧」と自分に言い聞かせながら、挑戦を続けていました。しかし、最近になって体調や精神面に大きな変化を感じ、この生活が無理のあるものだったと気付かされました。

当初は、時間が足りない中でタスクをこなす充実感や、新しいスキルを得る楽しさが大きな原動力となっていました。しかし、その一方で、休む時間が極端に減ったことで集中力が低下し、本業の成果も個人開発の進捗も思うように伸びなくなりました。さらに、慢性的な睡眠不足が原因で健康を損ねる兆候も現れました。頭痛や倦怠感が続き、以前は楽しめていたプログラミングが重荷に感じられるようになったのです。

特に大きな影響を感じたのは、創造性の低下です。AIエンジニアとして、課題解決や新しいアルゴリズムの設計には柔軟な発想が欠かせません。しかし、疲労が溜まるとアイデアが湧かず、思考が堂々巡りしてしまうことが増えました。このような状況では、どんなに努力しても良いアウトプットを生み出せません。

この経験から、休息の重要性を再認識しました。どれだけ情熱があっても、体力や精神力には限界があります。無理をして働き続けることでかえって生産性が落ち、結果として自分を追い詰めてしまうのです。最近では、意識的に週に1日は仕事を完全に離れる時間を作るようにしています。そのおかげで、少しずつですが、以前のような集中力や創造性を取り戻しつつあります。

「努力は必ず報われる」と信じる気持ちは大切ですが、それは正しい方法で努力した場合に限ります。心身を壊しては元も子もありません。忙しい日々を送る中でも、自分の健康やメンタルを犠牲にしない働き方を選ぶべきだと強く感じています。

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