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誘われて異業種交流会

 再来週の2月15日、私は初めての異業種交流会に参加することになった。これまでフリーランスとして活動していたが、つい先日、Web制作、Web・AIアプリ開発、メタバース開発を手掛ける合同会社を立ち上げたばかり。まだ名刺も刷ったばかりで、事業としての形が整い始めたところだ。そんな中、知人から「一緒に行ってみないか?」と誘われ、半ば勢いで参加を決めた。

 正直、不安がないわけではない。これまでエンジニアとしてクライアントワークを中心に活動してきたが、こうした場で自分のビジネスをどうアピールすればよいのか、まだ手探り状態だ。異業種交流会という響きから、金融や不動産、コンサルタントなど、全く異なる世界の人々が集まる場を想像してしまう。果たして、自分の話を聞いてもらえるのか? そもそも、どのように話を切り出せばよいのか? 考え始めると緊張が募るばかりだ。

 しかし、今は挑戦するしかない。起業したからには、ビジネスの幅を広げ、人とのつながりを築くことが重要だ。特にWeb・AIアプリ開発やメタバース開発は、今後のビジネスの可能性を広げる分野であり、異業種の企業とも協力できる場面が多いはずだ。例えば、伝統的な業界の企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めるために、Webサービスの導入を考えているかもしれない。あるいは、リアルなイベントをメタバースで展開したいと考えている企業と協業できるかもしれない。

 当日は、シンプルに自分の会社の強みを伝えることを意識しようと思う。たとえば、「Web制作・開発、AIを活用したアプリ開発、さらにはメタバースの構築までワンストップで対応できます」と端的に説明し、具体的な事例も交えて話せるよう準備しておきたい。また、相手の話をしっかり聞き、どんな課題を抱えているのかを理解することも重要だ。相手のニーズを的確に捉えられれば、思わぬビジネスチャンスが生まれる可能性もある。

 もちろん、すべてがうまくいくとは限らない。場の空気に馴染めず、思うように話せないこともあるかもしれない。それでも、一歩踏み出すことに意味がある。会社を立ち上げたばかりの今こそ、新しい出会いを大切にし、学びを得る機会にしたい。

 2月15日、名刺をしっかりと握りしめ、未知の世界へ足を踏み入れる。少しの緊張と、未来への期待を胸に。

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