週末小説 音楽に意識が宿った 第1章その2
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カフェで声子(しょうこ)は美緒に、今までの音楽活動で自分がしてきたこと、されてきたことを全て打ち明けて、それから再び二人の付き合いが始まった。
声子は美緒に叱咤激励され、ミュージシャン初雪声子として再出発することを決意した。美緒の言う事には、あなたは声量は少し足りないけどそれがあなたの場合大きな特技になっている、小鳥のような穏やかな声が、アップテンポを歌いこなせる綺麗なファルセットと、バラードを魅惑的に染める囁き声を活かしている、自分を見失っていないでその歌