#105【映画(97)】ドリーム/Hidden Figures(22年6月21日:Disney+)
こんなに素晴らしい作品なのに、なんだこの軽い邦題は。『Hidden Figures』で全然良いじゃん…!
■ 映画情報(from Filmarks)
■ 感想
2022年122本目。
『グリーンブック』を観た際、会社の同僚(かなりの映画好き)に「『グリーンブック』良かったんならこれもオススメ」と言われた作品。さすが同僚。素晴らしい作品だった。
~~ストーリーなど~~
1962年に米国人として初めて地球周回軌道を飛行した宇宙飛行士ジョン・グレンの功績を影で支えた、NASAの3人の黒人系女性スタッフ、キャサリン・ジョンソン、ドロシー・ボーン、メアリー・ジャクソンの知られざる物語を描いたドラマ。
ソ連とアメリカの宇宙開発競争が繰り広げられていた61年、米バージニア州ハンプトンにあるNASAのラングレー研究所に、ロケットの打ち上げに必要不可欠な計算を行う黒人女性グループがいた。なかでも天才的な数学の才能をもつキャサリンは、宇宙特別研究本部の計算係に抜てきされるが、白人男性ばかりのオフィス環境は、キャサリンにとって決して心地よいものではなかった。
一方、ドロシーとメアリーもそれぞれ、黒人であるというだけで理不尽な境遇に立たされるが、それでも3人はひたむきに夢を追い続け、やがてNASAの歴史的な偉業に携わることとなる。
キャサリン役で「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のタラジ・P・ヘンソンが主演し、ドロシー役を「ヘルプ 心がつなぐストーリー」のオクタビア・スペンサー、メアリー役を「ムーンライト」などにも出演している歌手のジャネール・モネイが演じた。監督は「ヴィンセントが教えてくれたこと」のセオドア・メルフィ。ミュージシャンのファレル・ウィリアムスが製作と音楽を担当。
※映画.com(https://eiga.com/movie/86262/)より
~~~~~~~~
差別って苦しい。観ていて凄く嫌な気持ちになる。
負けずに気丈に振る舞う方々には尊敬しかない。自分だったら…と思うと、とてもとても。
心に突き刺さるシーンが多い。
ケヴィン・コスナー演じるアル・ハリソンが「有色人種用」のコーヒーディスペンサーやトイレ看板を取り外し、NASAから人種差別を撤廃させようとするところ。
ジャネール・モネイ演じるメアリー・ジャクソンが裁判所で言う「私を高校に入れてくれたら、あなたは後世に名を残せるわよ」も最高。まさに名言。
コンピューター技術者として責任職についたオクタヴィア・スペンサー演じるドロシー・ヴォーンに、白人女性達が教えを請いに来たシーンも胸アツ。
グレン達宇宙飛行士の信頼を勝ち取ったタラジ・P・ヘンソン演じるキャサリン・ゴーブル・ジョンソンは、もう全部かっこいい。数学って凄い!
ジョン・グレンを演じたグレン・パウエル、『トップガン マーヴェリック』と被るわ(笑)。
高い必達目標を課せられた彼ら彼女らにとっては、人種差別なんて邪魔にしかならないんだよね。
傑作だと思う。
邦題、『ドリーム 私たちのアポロ計画』にならなくて良かった…。
『ドリーム』も変だけど。原題『Hidden Figures』が秀逸なだけに余計に。
観て、大満足でした。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?