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#89【映画(82)】グリーンブック/Green Book(22年5月31日:Netflix)

素晴らしかったです。もう、それだけ。

■ 映画情報(from Filmarks)

タイトル:グリーンブック(Green Book)
上映日:2019年03月01日
制作国:アメリカ
上映時間:130分
監督:ピーター・ファレリー
脚本:ニック・ヴァレロンガ、ピーター・ファレリー、ブライアン・クリー
出演者:ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリーニ、ドン・スターク、セバスティアン・マニスカルコ、P・J・バーン、ブライアン・ステパニック、ニック・ヴァレロンガ、イクバル・テバ、Ninja N. Devoe

Filmarks映画情報

■ 感想

2022年107本目。

さすがアカデミー賞作品賞受賞作品。素晴らしかったなあ。

~~ストーリー~~

人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人ジャズピアニストとイタリア系白人運転手の2人が旅を続けるなかで友情を深めていく姿を、実話をもとに描き、第91回アカデミー作品賞を受賞したドラマ。

1962年、ニューヨークの高級クラブで用心棒として働くトニー・リップは、粗野で無教養だが口が達者で、何かと周囲から頼りにされていた。クラブが改装のため閉鎖になり、しばらくの間、無職になってしまったトニーは、南部でコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニストのドクター・シャーリーに運転手として雇われる。黒人差別が色濃い南部へ、あえてツアーにでかけようとするドクター・シャーリーと、黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに、その旅に同行することになったトニー。出自も性格も全く異なる2人は、当初は衝突を繰り返すものの、次第に友情を築いていく。

トニー役に「イースタン・プロミス」のビゴ・モーテンセン、ドクター・シャーリー役に「ムーンライト」のマハーシャラ・アリ。トニー・リップ(本名トニー・バレロンガ)の実の息子であるニック・バレロンガが製作・脚本を手がけ、父とドクター・シャーリーの友情の物語を映画化した。監督は、「メリーに首ったけ」などコメディ映画を得意としてきたファレリー兄弟の兄ピーター・ファレリー。アカデミー賞では全5部門でノミネートされ、作品賞のほか脚本賞、助演男優賞を受賞した。

※映画.com(https://eiga.com/movie/89815/)より

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平和な日本に生まれ育っているので、黒人差別に関してはお恥ずかしながら知識がほとんどない。なので、こうやって映画を観ることで学べるのは凄くありがたいと思っている。その為にも映画を数多く観ようとしているところもある。

歴史的背景の描写(『白人の救世主』的な表現)に賛否があるのは仕方ないかなと思う。どうしたってそうなってしまうんじゃないかなあ(『ブラックパンサー』のチャドウィック・ボーズマンも不満を表しているそう)。

『グリーンブック』というのは、アフリカ系アメリカ人の旅行者がモーテル・レストラン・給油所を見つけるためのガイドブック。旅をしながら、このガイドブックを参考に宿泊先などを探していく。

『ショーシャンクの空に』にしても『最高の人生の見つけ方』にしてもそうだけど、男2人の友情物語に弱い。その2人の間に世間的な問題や障害(特に今回のような人種問題)があればなお、ドラマチックにはなってしまうよね。

心を打たれる場面は多々あったが、ツアーから帰って来て、トニーの妻ドロレスがドクター・シャーリーに手紙の御礼を伝えたところが良かったなあ。手紙の内容に度々キュンキュンしてたのを見て、「旦那(トニー・ヴァレロンガ)が書いてると思ってるのかな?」と少し思ってしまったので(笑)。

この作品が世間に伝えたかったことは、差別問題だけでなく『人間関係の大事な部分』だったのではないかなと思う。

観て、大満足でした。


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