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基本が大事な話

Instagramを見ていて

仕事の関係Instagramをやっている

最近のInstagramは

写真映えも大事だが情報発信の要素も強い

いい写真は大事だが、それだけではなくなった

ただのSNSではなくライフスタイルアプリとして

人の役に立つような投稿が大事になってきた

とはいえ

やはり目に付くものはハイトーンカラーやカラフルなヘアカラーである

様々な美容師が様々な技術を駆使し

写真も工夫を凝らして投稿をしている

そんな投稿を見ながら

ふと疑問を感じた

ヘアカラー理論や薬剤知識、薬剤の調合は勉強できているのだろうか?

・ヘアカラー理論(毛髪知識やヘアカラーの仕組、色彩学等、塗布技術)
・薬剤知識(各メーカーの薬剤の特徴や様々なヘアカラー剤の特徴や使い方)
・薬剤調合(各メーカーのカラー剤には特徴が違う。毛髪によって複数の薬剤を混ぜて希望のヘアカラーを表現することが多い。その時には各薬剤の配合の仕方)

これは投稿をしている美容師のことではなく

若い世代

そして「普通の美容師」だ

今は情報をネットで調べることが多い

Instagramで情報を調べることは多いだろう

そこで調べていると

どうしてもハイトーンカラーやデザインカラー、カラフルなカラーにばかり目が行ってしまわないだろうか?

そんな写真映えするヘアカラーを表現したく、ブリーチカラーやデザインばかりに目が行ってしまいがちだ

自分もその傾向はめちゃくちゃわかる

お客様の8割以上は「普通」

ではないだろうか?

少なくともうちのサロンは

そんなにすぐにブリーチはしないし

デザインもナチュラルが多い

そんなナチュラルなヘアカラーは失敗も少ないし

色も正直変化を付けづらい

でもそのナチュラルをしっかりできているのだろうか?

地毛の色を見て

毛髪の状態をしっかり見定め

根元から毛先までの色を把握し、

白髪や

全体の髪の色のムラ(頭頂部の髪は明るくなって、襟足の髪は暗いことが多い)

ダメージや

前回のヘアカラーの残留色素を見極め

ヘアカラーの希望に合わせて

ヘアカラー剤を調合していく

何年カラーリングをしていても

お客によってはしばらく悩んでしまうことはあるものだ

ブリーチカラーやデザインカラーも基本は大事ではないだろうか

色を表現するためやデザインカラーにブリーチは必要

そこにはしっかりとした塗布技術はもちろんだが

どこまであかるくするのか?

明るくした髪に色を入れる作業はどのような手順で

何の薬剤を

どのように使うのか?

どんなにヘアカラーレシピを聞いても

地毛、状態、表現する色デザインは同じではない

お客に合わせて微妙に調整をすることが求められる

だからこそ基本を学ぶ必要がある

お客の8割は「普通」

しかし髪の状態は様々

だから、毛髪や表現する色に合わせて

薬剤を調整することが必要

そして

ブリーチやデザインカラーにも

薬剤の調整が必要

その調整が

しっかりと説明できることは

「理にかなっている」こと

そのためにはヘアカラーの基本が必要

その基本がなければ

応用もできないだろう

無視してやれば

いずれ壁にぶつかってしまう

まっすぐ髪の毛を切れなければ

いいヘアスタイルなどできない












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