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中村直文さんの『コンビニ全史』を読んでみた
どうも!気ままなまつです!
今回は、ビジネス本の要約です!
今回の読んだビジネス本は中村直文さんの『コンビニ全史』です。
本書を手に取った理由は、私自身があまり詳しくない業界の情報を入れようと思ったことと新しい事業を計画中のタイミングで新しい価値観が欲しいと思ったからだ。
いつも意識していることの一つに今までの固定観念や先入観によって創造を狭めないようにすること!
そのためには定期的に新しい情報を得る必要があると思っているし、新しい情報との組み合わせでしか斬新なアイディアや固定観念や先入観を壊す方法はないと思う。
コンビニは当時の日本ではありえない事業スタイルではあったものの「家族」のためなどその環境や状況によって決断しなければならなかったかもしれないが、どの時代も大成功するもののほとんどは大衆に受け入れられないものだということだ。
だからこそ時代の流れをいち早くキャッチして商品などを整えていくことがこれだけ拡がった要因である。
その要となっていったのは「おにぎり」だと言ってもいいくらいだ。コンビニが扱っている商品の中でおにぎりの売上高は全体の5%となっており、客単価が700円程度だということを考えると5人に1人はおにぎりを買う計算になる。
(間違っていからごめんなさいww)
そしてこの中で例えと出されているのは「梅」である。セブンイレブンの梅おにぎりに入っている梅もニーズに合わせて変化させ続けた結果が今のカタチとなっている。
こだわりながらも価格を維持するという企業努力の結果なのかもしれないが、そのせいなのか不明だが昨今のセブンイレブンのケチさ加減と言ったら何も言えない。
とはいえ、当時の戦略は時代にかなりハマったらしい。デフレの時代で客層が若者から高齢者に移っていく中で安い商品を開発・提供するのではなく、良いものを品質を優先した商品を開発・提供することを決めたのだ。
その商品こそが今だに人気が衰えていない「金の〇〇」シリーズだ。ハンバーグに続きてビーフシチューをも商品化にこぎつけた訳だが商品開発は相当苦労したらしい。
しかし時代の流れは易しくない。コンビニが当たり前になるということはコンビニ業界自体が激戦となる。その中で勝ち残るためには今までの方法を大きく変える必要がある。
それが「カフェ」の要素である。今までのコンビニのイメージでは日常品が切れたときの緊急対応的な便利な場所としてのイメージが強かったが、手軽にケーキやコーヒーが飲める場所という位置づけに変更してきている。
これも時代の流れとお客さんのニーズによって進化を続けてきたことだと思う。
流行ることが分かっている業界は必ずレッドオーシャンとなる。そのために大切なことは独自性であり、自社にしかない強みをいかに作り込んでいくかが重要になる。
コンテンツに価値があるものいつかは衰退していく。これは世の中の摂理であり流れなのだ。
次に紹介されているコンビニはローソンであり、紹介している量はセブンイレブンほどのボリュームはないが、おもしろいことに気がついた。
品質を重視するセブンイレブンに対して「マチのほっとステーション」を掲げ地域との密着・地域の人のためにという地位を確立していったように感じる。
ビジネスでは当たり前に考えたがやっていることは同じであっても掲げている信念や目指すべき未来によって、そのコンビニ・企業の特徴や強みへと変わっていく。
ローソンの記事の最後にインタビュー記事が載っており、その中で『AIやロボティクスなどデジタル化は進むが、人がいなくなる店にはしたくない』
これはローソンが「マチのほっとステーション」を掲げていることからも分かるようにローソンが目指しているのは、そういう未来だということだ。
ビジネス的な観点でもそうだけど、今この瞬間に何かを選択しなければならないタイミングで迷う人と迷わない人の違いは、自分の価値観や信念(軸)、世界観を自覚しているかどうかであり、自覚していて、その未来に近づこうとするのであれば自然と選択は決まってくる。
次はファミリーマートの記事になるんだけど、ファミリーマートはローソンに近しい思いだが、ローソンよりもお客さんに一歩二歩近づいた家族(ファミリー)のような関係を築いていきたいという思いから商品やサービスを提供している。
当時ではキャッチーな商品がなく話題性に欠けていたこともあり、コンビニ業界の売上は万年3位。
なかなか厳しい時代を送っていたそうだ。
しかし変わらぬ信念や想いのおかげで少しずつファミリーマートのファンが増えていった。
これも私がよく考え伝えていることだが、目先の売り上げを上げたいのか、長期的に売り上げを上げたいのかによって内容が変わっていく。
私個人的には長期的に売上をあげることをコツコツとやっていくことがいいと考えている。
とはいえほとんどの人は短期的な売上を目指し、そこが重要だと考えている。
それだけ「今」生きることが必死なのかもしれない。個人的な意見を伝えるとすれば、日本で生きている限りほぼ100%は命を取られるわけではないし、失敗したところで失うものなんてほとんどないと思うからもっと気楽に生きていけばいいと思う!
本書でもかかれているがフランチャイズというのは誰でも起業できる手軽さはあるにしろ、そのための決まりもいくつかある。
そのうちの一つは仕入れた商品についてだが、すべて売れることが双方の売り上げにつながることは理解できると思う。
しかしその逆で売れ残った商品を本部が買い取ってくれるわけもない。そして廃棄ロスを減らすために商品の値引きをすることはごく自然の流れだと感じる。
その上でセブンイレブンとしてPB(プライベートブランド)の見直しは必須だと考えPBの再定義を図った。
「品ぞろえ」「値ごろ感」の両立こそが重要なことだと考え注力してきた。
これに対して日本人ならではの部分が浮き彫りになっているように感じる。
確かにセブンイレブンのPBは「品ぞろえ」「値ごろ感」を実現しているようにも感じるが果たしてブランドとして成り立っているのか?
ファンを増やすことはできているのだろうか?
私個人的な意見としては安いからという理由をきっかけに買っている人が多いように感じる。
この値段でこの味ならいいというようなモノだ。
これは確かにセブン&アイホールディングスの事業規模を考えれば可能なのかもしれないが本質的に考えてみれば、PBの戦略は成功したといえるかは不明だと思う。
そしてセブンイレブンの内容が比較的多い本書の中で様々なこと過去を乗り越え今があるという内容だが、その内容の一部に必ず入ってくることは「価格を抑えた」という内容で企業努力としては必ずやるべきであるし、やらなければならないとも考えている。
しかしホントに企業努力でのみ価格を抑えることができたのだろうか?
ここにビジネスパートナーの無理がきていないだろうか?企画チームの無理が蓄積されていないだろうか?
ここは冷静に両方からの意見を汲み取りフラットな状況を説明する必要がある。
もし無理がなかったとするならば、コンビニにおけるSNSで面白おかしく取り上げられてる「底絞り」「容器の模様」「具材のごまかし」などは起こっていないのではないだろうかと考えてしまう。
この内容に関しては私自身、真意を確認することはできないので何とも会えないが、歪が来ているのかもしれないという仮説は私の中でもスッキリするポイントだと思う。
もし、中村直文さんがセブンイレブンの売り上げを上げるために執筆したのであればすごいことだと激しめな妄想をしてみるw
冗談はさておき、常に挑戦し続けること、100点を提供しないこと、購入した商品を今すぐ使えるように設計する店舗の設備など、常にニーズと向き合い、その上で一歩も二歩も先のものを提供し続けるスタイルこそがセブンイレブンを創り上げてきた要因なのかもしれない。
各々のコンビニで独自の商品があり、その商品のほとんどは、各コンビニの信念や経営者の色から出来上がっているもののように感じる。
そしてコンビニは便利なものをいつでも買える場所からスタッフとのコミュニケーションの場所として変化していってあるように感じる。
今ではお客さんの7割がリピートだと言われているくらい固定客が多い。
これはある種、時代に逆行しているようにも感じるが果たして今後のコンビニのカタチはどう変化していくのだろうか?
無人化が進み便利な場所や効率が良い場所へ変化するのか地域住民がいつでもコミュニケーションをとれるようは場所になるのか。
これからのコンビニの変化についても楽しみが増えたように感じる。
そしてコンビニとは時代を少しだけ先読みして進めていく場所であることも間違いない。
あなたはどうコンビニと付き合っているのか?そしてこれからどうコンビニと付き合っていくのだろう。
最後まで読んでいただいてありがとーござい「まつ」。
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