相続税の税収ってどれくらいだと思いますか?
皆さん、おはようございます。
今日の朝刊は、藤井聡太さんの最年少2冠達成と8段昇進の話題で持ちきりですね。
藤井時代の幕開けという方もいますが、同じ愛知県民としてこれからもずっと応援していきたいと思います。
😍本当におめでとうございます。
さて、今回は、相続税の税収と税金の使われ方について考えてみたいと思います。
相続税の税収については、国税庁HPに最新版として、「平成30年分相続税の申告事績の概要」が公表されています。
これによれば、
平成30年の被相続人(亡くなった方)の人数 : 1,326,470人
うち相続税の申告をした方 : 116,341人
亡くなった方のうち申告した方の割合 : 8.5%
被相続人1人当たりの平均課税価額(平均財産額) : 1億3,956万円
被相続人1人当たりの平均相続税額 : 1,813万円
相続税額の合計 : 2兆1,087億円
となっております。
相続税の税収は毎年ほぼ2兆円計上されているということです。
これに対して、歳出ですが、今年はコロナ対策費が多額となり、当初予算、第1次補正予算と合わせた歳出は160兆円を超える見通しです。
2次補正の一般会計からの歳出は、31兆9,114億円で補正規模で過去最大となります。
そして、この財源は全額を国債の追加発行で賄うということです。
こんな中で実施された、通称「アベノマスク」についは、全戸向けの布マスクが約466億円の予算であり、その後に介護施設や保育所、幼稚園など向けの布マスクの配布が、約504億円の予算です。
「アベノマスク」総額で970億円の支出となります。これは、相続税税収の約5%に当たります。
また、国民全員へ一律10万円給付された、「特別定額給付金」は、給付に必要な経費として、12兆8,802億円となっております。これは、相続税税収の約6年分に当たります。
相続税は、先祖から伝えられた財産を守るために払われる税金であり、また、両親が必死になって働いた財産にかかる税金です。
相続税だけに限られることではありませんが、収める側からすれば、是非とも有効に使ってもらいたいと思って収めている税金です。
「アベノマスク」や「特別定額給付金」がどうかという議論は別にしても、政府は、国民にきちんと説明ができて、かつ国民が納得できる税金の使い方を考えていただいたところです。
それでは、今日も暑い日になりそうです。体調管理に気を付けて頑張りましょう。
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