起業記録① 転職先で違和感と向き合う
この時、すでに幼稚園児の長女、
生まれたばかりの次女がいた状態でした。
わたしはこれと言って
明確なやりたいこともないし
(海外に住んでみたいな、ぐらい)
能力もない人間で、十数年会社員を
やったあとに起業しました。
今日から数回に分けて、
起業した時のモヤモヤを書きます。
現状を変えたい!と思っている人
にみてもらいたいです。
【2012年 転職活動時期】
起業しようと思った経緯を少し前から
振り返りたいと思います。
2013年に前の音楽の会社をやめて
転職しました。
「30過ぎてるし、未経験業界に飛び込む
なら最後のチャンスだ!!!」
と意気込んだ携帯電話の法人営業でした。
当時の音楽会社はちょうどいろいろ世界的にも
買収話が進んでいるころで
「将来が不安」
なのもありましたし、昔からの夢だった
「海外事業(長期出張/駐在などしながら)に
チャレンジしたい」
というきもちがあったからです。
海外チャレンジするにあたり、以下を
条件に考えました。
●ある程度大きい日本の会社のほうがいい。
●外資系はやめたほうがいい
(外資だと駐在できない)
●年収は下がってもしかたがないけど、
家族が暮らしていける程度の給与をくれるところ
大きめのベンチャーをイメージしてました。
【2013年前半】
で、実際に入った会社では
新ビジネス系の部署にはいりました。
そこではすでに海外出向者が1名いる状態で、
わたしの業務は後方支援。
前任者の任期が終わったら交代で駐在に、
という感じでした。
入って半年は海外系以外の新事業の
仕事もやってました。
【2013年〜2015年前半 駐在時期】
ある時、得意先である大手の自動車会社の
社内業務で「英語を話せて、ケータイ電話事情に
くわしい人」を派遣してほしい、という依頼が
会社にありました。
・その自動車会社に駐在する会社史上はじめて。
・当社としてはその会社とさらなる取引をしたい。
・その会社は子会社をたくさん持っていて、その会社の
社内情報がわかると、子会社に対して営業するときも
なにかと交渉が有利に。
・社内で英語ができる人はほぼいない。
ということで会社としてはダメで元々。
上司:
君、会社入ったばっかりだけど、
●●会社から駐在の依頼がきてる。
その会社の動向によって、ほかの子会社も
右ならえするから、ぜひ社内情報や課題を掴みたい。
うちとしてはチャンスだけど、ほかの人間は
英語できないし、それぞれお客さんを抱えている中で
急ぎの案件だから君しかいないんだ。
ケータイの知識は社内でバックアップする人を
つけるからチャレンジしないか??
そこで得た駐在先の社内情報を
ほかの法人営業メンバーと共有して
ほかの営業活動が広がるようにしてくれ」
と言われました。
言葉を聞くと、なんか「特命係長」
みたいでいい気持ちになりますよねwww?
で、家族を置いて単身赴任をしました。
(妻と長女を置いて)
入ったばっかりだから動かしやすかったんですね。
いろいろな会社と一緒に
某会社の「働き方変革」を支援する
業務なので、その課題がわかれば
当社の営業活動に役立つというわけです。
海外の子会社の担当者とITの話をしながら
ケータイを使ってどんなセキュリティで、
どのくらいリモートワークしてるか?
をヒアリングしてガイドラインを作る仕事でした。
ここだけの話(もう時効ですが)
● 留学経験なしで、ビジネスで英語を使うのは
読み書きだけだった
● ケータイの知識も皆無
でも、楽しく業務することができました。
ぐちゃぐちゃな英語でもなんとか通じさせる
度胸や方法がついたと思いますし、いい時期でした。
【2015年後半 営業開始】
駐在の時期がとけて、自社に戻りました。
2015年のこのタイミングで
海外駐在の前任者は帰国、
「海外ビジネスは収益が出ずムリ」
という判断が会社にあったためです。
そこでほかのみんなと同様に
自社に戻り、ケータイの法人営業
をしました。
会社の業務用ケータイを買ってもらったり、
スマホ上で稼働させるソフトウェアの
ライセンス販売です。
さて、ここでいくつもの
違和感がありました。
① あれ?海外チャレンジしたいと思って
転職したのに、完全に国内営業やってる
② 今後海外展開をする可能性は会社として
しばらくなさそう
③ 好きでもない車を運転して、
営業活動して、単身赴任までしてる
(当時はペーパードライバーでした)
④ ケータイ電話の営業してて
「某大手の会社は働き方変革を
ぞくぞくと進めてます。貴社も今後は
リモートワークを少しずつ推進しましょう」
みたいな営業してるのに、
相変わらず会社は定時出社で毎日通勤。
この疑問は日に日に
大きくなっていき、2015年年末に、
「この会社では働けない」
と限界がきました。
そこで、まず海外に住む場合の
一番極端な例を考えました。
やってみたことは、
海外の日本企業の現地採用の
現状をさぐりに、知り合いのツテを使って
冬休みにベトナムに行きました。
・どのくらいの給与なのか?
・どのくらいの物価水準なのか?
・ベトナム語が話せなくても不自由がないか?
・子供の教育水準はどうか?
・自分のような専門技術がなくても転職できるのか?
などを肌で感じるためです。
つづく。
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