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起業記録① 転職先で違和感と向き合う

2016年8月31日(自分の誕生日)に
会社を半年以内にやめ起業する、
という決断をしました。

この時、すでに幼稚園児の長女、
生まれたばかりの次女がいた状態でした。

わたしはこれと言って
明確なやりたいこともないし
(海外に住んでみたいな、ぐらい)

能力もない人間で、十数年会社員を
やったあとに起業しました。

今日から数回に分けて、
起業した時のモヤモヤを書きます。

現状を変えたい!と思っている人
にみてもらいたいです。

【2012年 転職活動時期】

起業しようと思った経緯を少し前から
振り返りたいと思います。

2013年に前の音楽の会社をやめて
転職しました。

「30過ぎてるし、未経験業界に飛び込む
なら最後のチャンスだ!!
!」

アメリカ

と意気込んだ携帯電話の法人営業でした。

当時の音楽会社はちょうどいろいろ世界的にも
買収話が進んでいるころで

「将来が不安」


なのもありましたし、昔からの夢だった

「海外事業(長期出張/駐在などしながら)に
チャレンジしたい」

というきもちがあったからです。

海外チャレンジするにあたり、以下を
条件に考えました。

●ある程度大きい日本の会社のほうがいい。
●外資系はやめたほうがいい
(外資だと駐在できない)
●年収は下がってもしかたがないけど、
家族が暮らしていける程度の給与をくれるところ

大きめのベンチャーをイメージしてました。

【2013年前半】

で、実際に入った会社では
新ビジネス系の部署にはいりました。

そこではすでに海外出向者が1名いる状態で、
わたしの業務は後方支援。
前任者の任期が終わったら交代で駐在に、
という感じでした。

入って半年は海外系以外の新事業の
仕事もやってました。

【2013年〜2015年前半 駐在時期】

ある時、得意先である大手の自動車会社の
社内業務で「英語を話せて、ケータイ電話事情に
くわしい人」を派遣してほしい、という依頼が
会社にありました。

・その自動車会社に駐在する会社史上はじめて。
・当社としてはその会社とさらなる取引をしたい。
・その会社は子会社をたくさん持っていて、その会社の
 社内情報がわかると、子会社に対して営業するときも
 なにかと交渉が有利に。
・社内で英語ができる人はほぼいない。

ということで会社としてはダメで元々。

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上司
君、会社入ったばっかりだけど、
●●会社から駐在の依頼がきてる。

その会社の動向によって、ほかの子会社も
右ならえするから、ぜひ社内情報や課題を掴みたい。
うちとしてはチャンスだけど、ほかの人間は
英語できないし、それぞれお客さんを抱えている中で
急ぎの案件だから君しかいないんだ。
ケータイの知識は社内でバックアップする人を
つけるからチャレンジしないか??

そこで得た駐在先の社内情報を
ほかの法人営業メンバーと共有して
ほかの営業活動が広がるようにしてくれ

と言われました。

言葉を聞くと、なんか「特命係長」
みたいでいい気持ちになりますよねwww?

で、家族を置いて単身赴任をしました。
(妻と長女を置いて)

入ったばっかりだから動かしやすかったんですね。

いろいろな会社と一緒に
某会社の「働き方変革」を支援する
業務なので、その課題がわかれば
当社の営業活動に役立つというわけです。

海外の子会社の担当者とITの話をしながら
ケータイを使ってどんなセキュリティで、
どのくらいリモートワークしてるか?
をヒアリングしてガイドラインを作る仕事でした。

ここだけの話(もう時効ですが)

● 留学経験なしで、ビジネスで英語を使うのは
 読み書きだけだった
● ケータイの知識も皆無

でも、楽しく業務することができました。
ぐちゃぐちゃな英語でもなんとか通じさせる
度胸や方法がついたと思いますし、いい時期でした。

【2015年後半 営業開始】

駐在の時期がとけて、自社に戻りました。

2015年のこのタイミングで
海外駐在の前任者は帰国、
「海外ビジネスは収益が出ずムリ」

という判断が会社にあったためです。

そこでほかのみんなと同様に
自社に戻り、ケータイの法人営業
をしました。

会社の業務用ケータイを買ってもらったり、
スマホ上で稼働させるソフトウェアの
ライセンス販売です。

さて、ここでいくつもの
違和感がありました。

① あれ?海外チャレンジしたいと思って
 転職したのに、完全に国内営業やってる

② 今後海外展開をする可能性は会社として
 しばらくなさそう

③ 好きでもない車を運転して、
営業活動して、単身赴任までしてる
(当時はペーパードライバーでした)

④ ケータイ電話の営業してて

「某大手の会社は働き方変革を
ぞくぞくと進めてます。貴社も今後は
リモートワークを少しずつ推進しましょう」

みたいな営業してるのに、
相変わらず会社は定時出社で毎日通勤。

この疑問は日に日に
大きくなっていき、2015年年末に、

「この会社では働けない」

と限界がきました。

そこで、まず海外に住む場合の
一番極端な例を考えました。

やってみたことは、

海外の日本企業の現地採用の
現状をさぐりに、知り合いのツテを使って
冬休みにベトナムに行きました。

・どのくらいの給与なのか?
・どのくらいの物価水準なのか?
・ベトナム語が話せなくても不自由がないか?
・子供の教育水準はどうか?
・自分のような専門技術がなくても転職できるのか?

などを肌で感じるためです。

つづく。


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