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レビュー

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映像作品やゲームなど
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2024年8月の記事一覧

「人の財布」

それを知ったのは今年の1月。 とにかく人気の商品で、販売されてはすぐに完売するとの事だった。 一種のミステリーゲームで、財布を手にする事から始まり、持ち主に起きた出来事を知り自分も関わっていく、という体験ができるもの。 面白そうだし、ちょうど財布を買い替えたいと思ってたので、デザインも良いし一石二鳥だ、と購入した。 自分が購入したのは受注販売が始まった時で、発送まで半年待ちの状態だった。 現在(2024年8月時点)はこちらで販売されていて、半年待ち。 7月、ついに財布が

「Red Dead Redemption 2(レッドデッドリデンプション2)」

未プレイの名作ゲームをサブスクでやろうシリーズ。 規格外の開発費がかけられた、西部劇版「Grand Theft Auto(グランドセフトオート)」であるRDR2をプレイした。 このゲームでよく批判されているのは操作性とUIについて。 自分もチャプター3になったくらいでようやく慣れた。 チャプター1が(チュートリアルの意味合いが強いせいだと思うけども)キャラに同行するばかりだったり雪山のため特に動きが重かったりで、ストレスだったという人が多いのも分かる。少しきつかった。 操

「神無迷路」

シナリオ、フローチャート、青いシルエットなど、名作「かまいたちの夜」をリスペクトして作られ、安くて面白いと評判だったインディーゲーム。 Switchに移植されたのでプレイした。400円(定価500円)。 まず、サウンドノベルゲーム自体がしばらくぶりで楽しかった。 選択肢で分岐して、バッドエンドになって、フローチャートで分岐点に戻って、物語を読み解いていく。 フローチャートも分かりやすくてサクサク進んだ。 謎の地下研究施設を舞台にしたSFミステリー。 実際にある科学や過去の

「誰かが私を殺した」

Audible無料体験2冊目。 湊かなえと同じく東野圭吾も読みたい(聴きたい)と思ってたのだけど、現時点で東野圭吾のAudibleは最近配信が開始された本作のみ。 これを始まりにして今後増えていくのかもしれない。 「誰かが私を殺した」はAudibleのために書き下ろされた作品で、読み手の人数が多く、ラジオドラマに近い感覚だった。 事件の意外な真相。物語の余韻。良いミステリーだった。 それに、知っている俳優が演じているというのはそれだけで楽しい。みんな上手かった。 再生時間

「サファイア」

前々から気になっていたAudible。お試しキャンペーンでプライム会員は3ヶ月無料となっていたので入会した。 1冊目は何にしようかとコンテンツを眺めてすぐに目に留まったのが「サファイア」だった。 映画やドラマきっかけで好きだった湊かなえの作品にこれを機に触れていきたいと思ったし、永作博美の朗読にも心を引かれた。 「サファイア」は短編集で、各エピソードに宝石の名前がつけられている。 「真珠」、「ルビー」と聴き始めて、読書と朗読を聴く楽しさを感じた。 短編だけど展開が読めなく