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レビュー

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2024年1月の記事一覧

「子宮に沈める」

数日前、神奈川で8歳息子を自宅に置き去りにした母親が逮捕されたニュースを見て、この映画をついに勇気を出して見た。 2010年の大阪2児放置死事件を基にして制作されたもの。 後半つらくて耐えられなくなったけど、それでも子どもがずっとママを待つ姿から目が離せなかった。 実際の事件はもっと残酷な状況だったはず。 ラストの展開と描写は少し意外だった。 母子家庭だった自分を思い返して、頑張って育ててくれた母に感謝。 自分が家庭を築くかは分からないけど、その時はこの映画をもう一度見よ

「狭くて浅いやつら」

15年くらい前、iPod全盛期にポッドキャストが普及して、自分はiPod shuffle(画面表示がない一番小型で安いiPod)に沢山詰め込んで外でも家でもよく聴いてた。 そこからスマホやYouTubeに変わりながら、唯一今も聴き続けてるポッドキャスト番組が「狭くて浅いやつら」。 好きな作品、気になってる作品をよく取り上げてるから感想を聴くだけでも楽しいし、メインパーソナリティのサワダさんの話すことが本質をついてて面白い。 狭浅を聴いて興味を持って触れた作品も多くて、例えば

「DEATH STRANDING(デスストランディング)」

PS Plus(PlayStationのサブスク)のゲームカタログに入ってる未プレイの名作に手を付けていて、先日、デスストのトロフィーをコンプした。(プラチナトロフィーは25個目。) 「メタルギアソリッド」の小島秀夫監督作品で、キャストに「ウォーキングデッド」のノーマン・リーダスと「ハンニバル」のマッツ・ミケルセンという時点で神ゲーなのは間違いない。 ただ、荷物を配達するというゲーム内容が「人を選ぶ」「オススメしにくい」と言われてたので大丈夫か少し不安ではあった。 やってみ

「神は見返りを求める」

note1発目は最近見た映画から。(劇場に行けないので新作映画は見れない。) 自分にとってこの「見返り」というのはドキッとするワードで、予告を見た時からこれは見なければいけない映画だと思ってた。しかも監督が「ヒメアノ~ル」の吉田恵輔監督。 ※以下、映画の内容と自身の経験に少し触れています。 やっぱり主人公の田母神に感情移入してしまうから、ゆりちゃんはひどい人に見えたし、キレて憎んでいくのも仕方ないと思った。 「成功の立役者なんて思ってないよ、でも、通過点だったんじゃないの