【070】いつもげんきをくれる 映画「魔女の宅急便」感想
こんにちは。
今日は少し肌寒いですね。関東は午後、雨になるよです。
コロナに花粉に、色々ありますが急な気温の変化に
体調を崩さないように今週も頑張りましょう♬
それでは、今日は
最近個人的にパン映画をみる機会が多いので、
その中でも王道のこの作品を紹介したいと思います!
🌿スタジオジブリ作品🌿 「魔女の宅急便」🥖
まずは予告をどうぞ!
クロネコヤマト 「魔女の宅急便」 映画告知 1989
主題歌はこちら
松任谷由美-ルージュの伝言-
オープニングでこの曲が流れると、育った街を飛び出しちょっぴり不安な気持ちも抱えつつこの後、キキのどんな旅が始まるのかワクワクします。
松任谷由美-やさしさに包まれたなら-
朝、カーテンを開いて太陽の木漏れ日に包まれる幸福感。
少しずつ大人になることを受け入れ、今日もどこかで、誰かのために
大きな荷物を運び一歩一歩ずつ成長するキキが目に浮かびます。
それにしてもやっぱいい曲ですね。
ちなみに、この曲が主題歌になった理由は、
同じジブリ作品の「風の谷のナウシカ」を作成中
宮崎駿監督がユーミンの曲をよく聴いていて、
この作品のストーリーが出来た時にこの曲の歌詞や曲のイメージが
この映画にピッタリなことを発見し起用を決定したとのことです。
こうやって作り手のなにげない日常から決まるって説得力ありし、
素直にいいなって思う。
時を超え、今も多くのアーティストの方々にカバーされている
優しい気持ちになる一曲です。
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感想
それではここからがこの作品の個人的感想となります。
この作品は、僕が生まれて2歳の時に公開された作品。
物心がついてから、ビデオテープで何回観たんだろうか。
思春期の10代.初めての一人暮らしや社会人になった20代.
そして今後の人生で自分は何に向いているのか悩んでいる30代.と
年を重ねるごとに物語の印象や心に刺さるフレーズが変わる
不思議な魔法のような作品。
それはきっといつか親になり、子を持つ身となると
また違った印象になるんだろうな。と想像しています。
(それが映画の醍醐味とも思います。)
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小さい頃は、とにかく魔法を使って風を感じながら空を飛んだり、違う街へ飛び出すキキが羨ましくて
思春を迎えてからは、進路や友人関係でいろんなことに悩んだり、初めての一人暮らしではホームシックになったり、
社会人になってからは我武者羅に働いて、
好きで始めたことなのに、挫折を経験したり、壁にぶつかったり
なかなか思うように誰しも「人生うまくいかない」。
ってことを監督は教えてくれている様におもいます。
そして「はたらく若者へ!ガンバレ!」とエールをくれているようにも感じます。
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そして頑張るキキの周りにはいつも気にかけてくれる存在がいます。
ラジオを譲ってくれた優しいお父さんのオキノ。(40歳)
女を引き立てる黒い服を縫ってくる優しいお母さんのコキリ。(37歳)
無口だけど、陰ながら応援しているパン屋の亭主。(30歳)
押し付けがましくなく、サバサバしているおソノ。(26歳)
*小さい頃、大人に見えていた登場人物たちがほとんど年下になるという現実。笑 ちなみにキキは物語では13歳。
*コキリさん24歳、オキノさん27歳の時にキキが生まれたんですね。
どんな幼少期だったんだろう?笑
風邪を引いた時は、ミルクがゆ。
お店を始めたら、パンの手作り看板。
そしてこの冒頭のシーン。
キキがお父さんに「おとーさん。昔みたいにたかいたかいして!」って
お願いするシーンがあるんですがこの「おとーさん」って声が少し普段と
違い優しい、子供らしい声に聞こえて、個人的にグッとくるものがあります。 父からのラジオ。母の縫った黒い服とおさがりのホーキ。
いつも近くに感じながら空を飛ぶキキ…ほんと愛されてるな。笑
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そして、魔女は女の子が生まれると、同じ時期に生まれた黒猫のオスをさがして一緒に育てるのがしきたり。ということで家族の一員になった相棒で良き理解者のジジ。
*ということはジジも13歳?
作品中に見せる喜怒哀楽の表情がいちいち可愛いすぎる。笑
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そして、物語の最中にひょんなことから出会う男っぽい、飾らない性格の少女画学生のウルスラ18歳。
*いつも思うけど、このバスの中でのガムがいつもカラフルで美味しそうで憧れる!笑このシーンなんか好き。
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最後に、街で偶然出逢う飛行クラブに入っていて「飛ぶ」ことを夢見ている活発な少年トンボ13歳
物語中、キキの恋の対象にはまだなり得ませんが、良い友人になるタイプ。原作ではのちに2人は、遠距離恋愛、結婚、2人の子供に恵まれ子育てをしていく35歳の2人が描かれていまます。
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作品の裏話
①物語にはトトロや宮崎駿監督がゲスト出演!笑
こういう遊び心ってなんかいいですよね。笑
(公式及びパンフレットに記載あり)
②黒い服を着るキキ。
監督曰く、それが魔女のユニフォーム。作品が徐々に完成するにつれて、黒の服=一番粗末で地味な、流行遅れの服。普通の少女として街をあるくのはつらかったじゃないか。けどそれ自体が思春期の少女のこの映画の大きなポイントになっているとの事。 作品中、ピンクの靴を眺めるキキがいます。おそらくおしゃれに目覚めた年頃の少女の象徴のシーンだと思います。魔女に生まれたからこその宿命?で黒い服を着るしかない。。。みたいな?
③キキ旅立ちの鐘
この鐘は、たった一つ原作者からの注文で「キキが跳び立つ時は、鐘を鳴らして欲しい」との事でした。そのおかげで少女の旅立ちのシーンを印象深くしているとの事。
④本当は違っていたラストシーン?
田舎から出てきた女の子がお店を開くこの作品のラストは、監督の「小品にしたい」という想いから、キキがウルスラと話して元気になるというところで終わる予定だったとの事。しかし、そこから実際はもっと分かりやすくハッピーエンドにする為トンボを助け、街のみんなから祝福される流れになったそうです。
⑤わりと有名?な声優1人2役 キキとウルスラの声を担当しているのは高山みなみさん。
*この事実を知ったのは、高校生になってから。改めて一連の会話を同じ方がされているアフレコ風景を思い浮かべると声優さんのすごさを感じます。
まず10人以上のオーディションでキキ役を射止めたそうです。
そして各キャラクターが各年代を代表する女性として存在させ、
根本的には1人の人物が成長したものという発想から
10代代表を高山さんが演じることになったらしいです。
*そしてジジ役の声を担当した佐久間レイさんは、
当初おソノさん役でオーディションを受けていましたが、
みんながジジのオーディションも受けていたので
「イイナァ。私もやりたいな…」ということで受けたら
この役に決まったとの事。
さすが実力者。笑
佐久間さんのおソノさんverも見て観たい気もしますが、
ジジ役がハマりすぎててなんか、想像できないですね。笑
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心に残る名言
そちらはこちらにまとめています。
重複しているところもあるかもしれませんが、良かったら合わせて
お読みください!!
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だから、ラスト。
この好きな台詞のシーンを踏まえてのキキの家族への手紙。
この映画の糸井重里さんが考えた作品と一体化したキャッチコピーが
今の自分とも重なってすごい刺さりますね。
「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」
もう逆にこの作品を観たことない人を探す方が難しいかもしれない
「魔女の宅急便」ぜひ、何度も何度も観て、キキを応援して、時々自分自身を励まして欲しいです。そして僕自身これからも人生の教科書ばりにお世話になる予定です。
それでは 本日も最後までこのnoteを読んでくれてありがとうございました。
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